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この光と共に

1レオン:2006/08/25(金) 17:31:26 ID:0MAwaFok
俺の小説もこっちに移しとくから。
気軽に見てくださいあまり自信ありませんが。
それと少し修整しています。

プロローグ

ここは「花の町フラワータウン」しかし今は闇の光の種族と戦争中でこの町にも攻撃されたが家が12〜15くらい壊れたくらいでよかった。
その中にコスモスの花やバラ、鈴蘭の花が沢山咲いた野原に少年が気持ち良く寝ていた。
そこにゆっくり近ずいてくる少女がいた。
その少女は少年の顔にどこから取ってきたのかコスモスと鈴蘭の花を少年の顔に落とした。
「うわ!?」
がば!!少年が立ち上がると少女はクスクスと笑った。
黒い髪で服装は青と赤色の服、水色のズボン、黒色の靴そして腰に剣が下がっている。
少年―ガディン・アスカルは眉をひそめ少し唇を尖らせた。
「人が気持ち良く寝てたのになにすんだよ。」
長く少し薄い黄色で肩より少し下まであり柔らかいそうな髪、青と白の服、白色のスカート、膝まであるロングソックス黒色の靴。
少女―リアナ・サティスが言った。
「何回呼んでも起きないんだもん。」
笑うのを止めそう言った。
「だからってあんな起こし方すんなよ。」
それを聞くとリアナは「はーい」と返事をしてガディンに言った、
「そろそろ帰りましょうよ。もう夕方よ?」
「そう言われたらそうだな。かえるか?」
「うん!」
元気よく頷いた。
・・・・・あれから数週間後。
敵の攻撃が激しくなった。
長が町の人々を集め、「この町も敵の攻撃が強くなっている。これから言うもの達は明日私の所へ来い。」
そう言うと長は「ガディン!リアナ!クリス!キロス!レイナ!明日私の所へ来てくれ。」
そう言うとガディンに何か言うと家に帰っていった。
するとガディンはりアナ、キロス、クリス、レイナの所にいった。
「明日朝9時に長の家に集合。旅のしたくをしとけってさ。」
そう言うと銀髪の緑の服とズボン、茶色の靴の少年、キロス・ダースが言った。
「了解」
茶色の髪にオレンジの服、赤のズボンと黒の靴の少女、クリス・マーティが、
「わかったわ。」
と言った。
少し濃い黄色の髪、薄いピンクの服膝近くまであるソックス、赤色のスカートで茶色の靴を履いた少女、レイナ・ルージュは「はーい」と言った。
「それじゃあ明日な」とガディン。
皆が頷く。
そしてそれぞれの家に帰っていった。

2レオン:2006/08/25(金) 17:36:20 ID:9IYSLokA
第一話
「旅立ちの日」

チュンチュンと鳥の鳴き声が聞こえてガディンは目を覚ました。
レンズ時計を見ると時間は7時33分だった。
レンズとは戦争中に落ちてきた小惑星の核の欠片のことだ。
そのレンズの核の欠片には色々なエネルギーを持っていて今は家庭に必要な道具などに使われている。
ガディンは服装を整え剣を腰に下げもしものときのため短剣を後ろに下げた。
そして働いて貯めたお金を革製の袋に入れて家の中を見渡し、深呼吸をして家を出た。

長の家に着くともう他の4人は来ていた。
リアナ達はガディンに気づくと、
「おはようガディン」
「よッおはようさん」
「おはよう」
「おっはよー」
4人はそう言うとガディンも「おはよう」と言った。
「さあ長の家に入ろう。」
そう言うと家のノブを開けて中に入った。
「おお、皆来てくれたか。」
「長、一体 俺達は町を出て何をすればいいんですか?」
ガディンがそう言うと長は、
「ここから南にある砂漠の町の長にこの手紙を渡してくれ」
そう言うとガディンに手紙を渡した。
「その砂漠の長に手紙を渡したしたら指示があるはずじゃ。そのとおりにしてくれ。」
「分かりました」
そう言うとガディンは皆に行こうと頷くと長の家を出た。


町の外へ出ようとすると。
「待ってよーーーー!!」
そう後ろで声がすると町の子供達が走ってきた。
「お兄ちゃん達、絶対帰ってくるよね!!」
「ああ、必ず帰ってくるから元気にしとけよ?」
「うん!!」
そう言うと5人は町の子供達に見送られながら町を出た。

3レオン:2006/08/25(金) 17:39:21 ID:9IYSLokA
第2話
1/2「闇の種族」

「・・・では、今フラワータウンを出た5人の中にいるリアナという女が光の種族の生き残りだと言うのか?」
そう赤髪の少年がそう言った。
「ああ、そうらしいぜ?。」
とっ緑髪の少年が言った。
「でも本当なの?」
そう青髪の少女が言う。
「誰か調べてきたほうがいいんじゃない?」
そう黒髪の肩の下まである女が言った。
「なら俺が調べに行く。」
そうオレンジ色の髪の少年が言った。
「じゃあ頼むよ。」
「おう」

「ふう、だいぶ歩いたな・・。」
「そうねガディン。」
「でもさあ、砂漠の町までどれくらいかかるの?」
とレイナ。
「んん、途中の【ダウルマウンテン】を越えたら4〜6日くらいね。」クリスが言う。
「でも良かったな食料たっぷりあって。」
そうキロス。
「もっと女の子がいればな。」
ゴツン!!
「まったくキロスは・・・」
そうレイナはげんこつをしたまま言った。
「さすがレイナ・・すげえな・・・」
「本当ね・・・すごく痛そう・・・」
ガディン&リアナがそう言った。
「はあ、行きましょ。」
「OK、よっと大丈夫かキロス?」
「うう、効くぅ。」
そうすると5人は歩き出した。
すると木からオレンジ色の髪の少年が下りてきた。
「・・・この中にリアナと言う女はどいつだ?」
「なんだてめえは?」
ガディンは腰の剣の柄を掴んだ。
「俺はリアナと言う女に用がある」
ガディンはリアナを守るように前に立った。
「リアナに何かするつもりならゆるさねえぞ!!」
仲間を武器を持った。
「ほう、俺とやり合うつもりか?」
そう言うと手の中で青紫色の光が漏れた。
「お前は闇の種族か!?」
そう言うと剣を構えた。
「俺の名はファース。闇の種族の中で1番の調べ屋だ。」
そう言うと青紫色の少し長い爪と剣を持っいた。
「行くぞ!!」
一瞬でファースはガディンの目の前に来た。
「くっ!!」なんとか一撃を防いだ。
「はあ!!」
クリスは斧をたたき付けた。
「ふん!!」ファースは軽々とよけクリスの腹に蹴りを入れ2〜3メートルほどとばされた
「きぁ!!」そう叫ぶ声が聞こえレイナはすんだところで受け止めた。
「フレイムスロー!!」
そうリアナが叫ぶとリアナの頭上から火の玉が3つ飛んでいった。
「効くか!!」
そう叫ぶとファースはリアナの所に行った。
「させるか!!」
ガディンは剣をたたき付けた。
しかしファースは爪で受け止めた。
「ふん!!」ガディンを弾き飛ばすが、
「蒼風刃!!」
空中で体を捻りファースに剣先を向けた。
風が動く!!
「があ!!」
空気の真空波が相手を切り裂いた。
「紅蓮!!」そうキロスが叫ぶと放たれた矢が火に包まれファースの体を焼いた。
「ククク・・・」
しかしファースは笑っていた。
「さてと・・・このままだと仕事に何ねえなあ。そろそろ終わらせるか。」
そう言うとファースの周りから地の力が集まってきた。
「爆裂しろ・・・グランドダウンサー!!」
そう言うとガディン達の足元がひび割れ爆発し大人の拳ほどの大きさの岩が吹き上がった。
「があああ!!きゃあああ!!」
4人はリアナの近くまで吹き飛ばされた。
「みんな!!」
リアナはガディン達の所に行こうとしたがファースが行くてをはばんだ。
「のいて!!」
「ふん、元気がいい奴だ。」そう言うとリアナの腹に殴りを入れた。
「うっ・・」
そう言うとリアナは気を失った。
「貴様ぁ!!」そうガディンは叫んだ。
「女を帰して欲しければ【ダウルマウンテン】の頂上まで来い待っているぞ。」
そう言うとファースはリアナを抱いたまま消えた。
「くそ!!リアナーーーー!!」
そう叫んだ。

「これからどうする?」
とっキロス。
「じゃあ【ダウルマウンテン】の近くにある村で準備をして行きましょうそれいいガディン?」
「ああ、それでいい。」
ガディンは立ち上がると
「行こう!!」
と言った。

4レオン:2006/08/25(金) 17:41:57 ID:9IYSLokA
「うんん」
少し寒いのに気が付き目がさめた。
「やあ、お目覚めかい?」
「あなたはファース!!ガディン達はどこ?!。」
よく見ると十字架の板に縛りつけられている
「ふっじき来るさ。お前を助けにね。それと寝ている間調べさしてもらった。」
「なにを?」
「君達はまだしらなくったていいよ。それじゃあ、これをお願い。」
そう言うと鳥に何かを渡した。
「まあ奴らが来たら俺が殺すがな。クククハハハハハ。」

「はあはあはあ・・・・待ってろリアナ必ず助けてやるから。」
「でもガディン少しいわせてもらうけどあなた傷だらけね。レイナお願い。」
そう言うとレイナはガディンの隣に立った。
「いくよ〜自回功!!ふうこれで少したったら傷も治るから。」
「ああ、ありがとう。」
「よし、後少しで頂上ぽいぞ。」
そうキロスが言った。

「来たな。」
「てめえだけはゆるさねえ!」
「ふんやる気か来い!!」
そう言うとファースは剣だけを持って走り出した。
ガディンも正面から走り出した。
「はあ!!」ファースは剣を横に切り裂いた。ガディンを完全に切ったと思ったファースだがファースが切ったのは幻。
「喰らえ!!」剣を上から叩き付けた。
「ちい!!」そう舌打ちすると剣で一撃を受けた。
ガディンの特技「崩幻斬」だ。
「たあ!!」クリスが斧で弧をかいた。
クリスの光の魔術を込めた真空波が相手を切る。
そしてクリスの攻撃が終わったと同時に、「猛襲三連脚!!」
飛び蹴りを決めた瞬間岩をも砕きそうな回し蹴りを三連続レイナは当てた。
「があ!!」
もろに受けたファースは仰け反った。
「喰らえ!!連殺裂撃。」無数の突きがファースそ体を突き抜ける。
「がはあ!!」悲鳴と共に口から大量の血が吐き出された。
「終わりだファース!!」そうガディンが叫んだ。
「ぐうぅ・・。だが俺はまだ死ぬわけには行かないこの力を使うまではなぁ・・・!!」
ファースは叫ぶと青紫色の光が集まってきた。
「なんだ!!」ガディンが叫んだがいきなり何かがガディンに攻撃を仕掛けた。
「くっ」ガディンは辛くも避けたが少し血が飛んだ。
「キルルルル!!」
鳥に似た声が聞こえてガディンは前を見た。
「?!!」
なんとファースに羽と鋭い爪がついていたのだ。
「はあはあ後1,2回うけたら死ぬかもしれんが仕方ない。だがこのスピードについてこれるかな?。」
そう言うとファースは目に映らないスピ−ドで移動した。
「があ!!きゃあ!!うう!!」キロス、クリス、レイナが悲鳴をあげ倒された。
「皆!!む!!」
気配を感じ剣を構えたが「キュルルルル!!」
そうファースが鳴いたときガディンは何とか剣を盾にして一撃を受けた。
「がはあ!!」地面に叩きつかれガディンは悲鳴をあげた。
「フリーズランス!!」
誰かがそう叫んだとき氷の槍がつきささった。
「ギャルルルル!!」
そうファーザが叫びついに倒れた。
ガディンは誰がフリーズランスをと思ったとき仲間たちも立ち上がった。
「そうだリアナ!!」
そう言うとガディンはリアナの所に行った。
「大丈夫か?」ガディンはそう言った。
「ええ、大丈夫良かった無事で・・・。」
「じゃあ今のはリアナが?」
「ええなんとか間に合ったけどね。」
そうリアナがほっとしたように言った。
「ガディン危ない!!」
そうクリスが言ったときガディンは背中に鋭い痛みを受けて倒れた。
「ガディン!!」そうリアナが叫んだ。
「後はたのんだぜ皆・・ごめんなリシカ・・・。」
どさ!!
ファースは倒れこみ青紫色の光と共に消えた・・・・。
「ガディン!!ガディン!!」
そうリアナの声が聞こえる。
ガディンはその声を聞きながら眠った。

5レオン:2006/08/25(金) 17:44:47 ID:9IYSLokA
第三話「ガディン過去」


「う〜ん、あれ・・・ここは?」
少し起きた感じでガディンはいった
「たしか・・・そうだ!!倒したはずのファースが起き上がってそれで俺が気を失ったんだ・・・」
よく見ると周りはすこし薄い肌色の世界だった。
「ん?でもこの景色どこかで見たような・・・」
そう言って歩き出すと一人の少年が野原によこたっわていた。
「え!!あれは11歳の頃俺じゃないか!!・・・だとしたらこれは俺の過去の記憶か?」
そう考えていると少年のガディンが
「なんで俺には両親がいないんだろう?」
と言った。
それは分からないのはあたりまえだった。
ガディンの両親はガディンを闇の種族から守るために死んでしまったのだ。
そのショックでガディンは記憶を少し失ったのだ。
「そういえば何で俺には両親がいないんだ?」
すると
「きゃー!!」
自分のいる場所の近くで少女の悲鳴が聞こえた。
「なんだ?」
少年のガディンは悲鳴の方へ走って行った。
そこにはゼリー状の生き物スライムが少女に襲いかかろうとしていた。
「危ない!!」
そうガディンは叫ぶと小型ナイフを取りスライムに切りかかった。
「早く逃げろ!!」
そうガディンは叫ぶんだが少女は
「えい!!」というと矢を放った。
べチャと言う音と共にスライムは破裂した。
「大丈夫か?」
ガディンが少女に聞くと
「ありがとう助けてくれて。あたしねリアナって言うのあなたは?」
と聞いてきた。
「俺はガディンって言うんだ。・・・でもどうしてスライムに?」
「ああ、あれね。私が矢の練習をしてた時に襲われたの。」
「そうなのか。でもよかったなケガしなくて。」
「うん。ねえ、私達友達にならない?」
「えっ友達にか?・・・いいよ友達になろう。」
そうガディンが言うとリアナはニコリと笑うと
「ねえ、前から気になってたんだけど、どうして悲しそうな顔してるの?」っと聞いた
「えっそんな顔してるか?」
「うん」
ためらい無く言った。
「あんま言いたくねえけどまあいいか。実は俺には過去の記憶があんまねえんだ少し覚えてるとこもあるけど。」
「へーでも誰にもいわなっかたの?」
「ああ。」
「でも少しは気持ちが楽になったでしょ?」
そうきかれたガディンは
「ああ、なんか気が楽になったよありがとな。」
「お礼なんていいよ。そろそろ暗くなってきたから私帰ね?」
「それじゃあまたな。」
「バイバイ!!」
そう言うとリアナは帰って言った。
「そういえばリアナと初めて出会ったのはあの頃だったよな。」
そう思い出すと辺りが聖堂の映像になった
「あれ?なんかさっきとちがう景色になったな。」
そう言うと聖堂の奥の方から光が見えた。
「ガディンよそなたに・・・の力と・・・の力を与える。」
そう誰かが言うと聖堂に光輝いた。
だが光はすぐにきえた。
よく見るとそれは少しだけ小さい頃のガディンが何人かの人といた。
「あれ?これは俺の記憶にあまり無いな。それにあまり声が聞こえない。」
だがガディンはそのまま話を聞いた。
「そなたに与えられた『羽』の力は・・・・・・・の時に使える。」
誰かがそう言う。
「そして・・・の力はいつ出るかわからない。」
そう聞き終えた瞬間辺りは何も見えない暗闇に囲まれた。
「俺の『羽』?」
背中には確かに他人には見えないように呪文のようなものがかけられている。
「でもどういう意味なんだ?今の話は大切な所が全然聞こえなかったからな。」
そうつぶやくと
「ガディン!!ガディン!!」
誰かが自分の名前を何度も呼んでいる。
「そうだそろそろ起きないと。」
そうガディンはいった。

「うーーん」
「あ、起きた!!大丈夫?!」
そうリアナが言った。
「すまねえ。」
「大丈夫ならいいけど・・・」
「そうだファースは?」
そう聞くと、
「もう,死んだよ・・・」
そうキロスが言った。
「そうか、だが俺らは進まなきゃならねえ行こう皆!!」
そうガディンがいった。
皆も頷くとガディンを先頭に歩き出した。

6レオン:2006/08/25(金) 17:45:31 ID:9IYSLokA
第四話「長からの試練」

「暑じ〜。」
「本当に暑いね。」
「二人とも後少しだから我慢して。」
そうクリスが言った。

あれから一時間弱歩いたか。
村が見えてきた。
「やった〜村が見えた〜。」
レイナが言った。
「後少しだから頑張りましょ。」
「はーい。」
そうレイナとリアナが言った。

「やっと着いたか。」
「みたいだな。」
そうガディンとキロスが言った。
「さて、長の所に行きましょうか。」
「ああそうだな手紙もわたさねいとな。」
一行は長の家を探しながら歩いていった。

「すみませんー。」
「どなたですか?」
女の人が出てきた。
「あのここがこの村の長さんの家ですか?」
そうクリスが言った。
「ああ、お待ちしていました。どうぞ。」
そう言うと皆は家の中に入った。
中は思ったより広かった。
「君らがフラワータウンから来た者か。」
「はい。これを。」
そう言うと手紙を渡した。
「ふむ・・・分かった。しかし今の状態では指示ができないな・・・」
少し考えた後、
「ではここから南にある火の神殿の奥に眠っているという「イフリート」がいるそしてイフリートの力を貸してもらって来てくれ。」
「わかりました。」
「では頼んだぞ。あとランカ頼んだぞ。」
「はい。」
そう家の中に入れてくれた少女が言った。
「では頼むぞ皆。」
「はい!」

「さてとじゃあ行きましょうか。」
そう緑髪の濃い肌色の少し薄い服そして黄色の膝くらいまであるズボンと白い靴。
「それとあたしの名前はカンナ・リースよ。」
「よろしくな。」
「よろしく。じゃあ行きましょうか。」
そう言うと一行は出発した。

7レオン:2006/08/25(金) 17:46:48 ID:9IYSLokA
第五話「新たな町へ」

「おお、皆無事か?」
そう長が言った。
ガディン一行が町に帰ったのは午後八時ごろだった。
「ではイフリートの力は貸してもらったのだね?」
「はい、それでこんな指輪を貰いました。」
そう言うとガディンは指輪を長に渡した。
「ほう、これは【ルビー】だね?」
「ええ、そのようですね。」
そうガディンの隣にいたリアナが言った。
「と言うことはここから東にある【獣の湖】と言う場所がに行けるな。」
「えっ【獣の湖】に?」
そうレイナが少し驚いたように言った。
「どうしたんだよレイナ?」
そうキロスが聞くと
「ううんなんでもない。」
とっキロスに返した。
「では【獣の湖】に行ってその中心にある【獣の石】を取っりここからさらに東にある町の長に会ってくれ。」
「【水の町フォールダラカス】の長ですね?」
そうクリスが言った。
「ああ、そうだ」
「じゃあ長今日はここにとまるんですよね?」
そうカンナが言うと、
「ああそのとうりだとも。」
そう長が言った。
「明日は早い皆早めに休むがいい。」
「はい。」
そうガディンは返事をした。

その頃闇の種族の基地では。
「やはりあのリアナと言う娘が光の生き残りらしい。」
そう赤髪のそ少年ラデム・クランが言う。
「やっぱり。」
そう青髪の少女サラン・ティーチが確信したように言う。
「じゃあファースはどこ?」
ピンク髪のリシカ・ルーンが聞く。
「・・・死んでしまったわ。」
そう長い黒髪の女のランリ・フーズが悲しそうに言う。
「そんな・・・」
リシカが泣きそうな声で言った。
「だが、光の生き残りのことがわかった。」
そうラデムが言うと、
「僕が行こう。」
そう緑髪の少年ドルン・シーカが申し出た。
「・・では頼むぞ。」
「行って来る」
そう言うと踵を返し出て行った。

8レオン:2006/08/25(金) 17:47:40 ID:9IYSLokA
第六話「レイ・アスク」

「なんだかとても静かだね?」
そうリアナが言った。
一行は町を出て【水の町フォールダラカス】にいく途中にある【獣の湖】の近くにいるのだ。
「おっ湖が見えてきたぜ。」
そうキロスが言った。
「・・・早く【獣の石】を取って出ようよ。」
っとレイナが言った。
「どうしたの?レイナ?」
そうクリスが聞くと、
「ここは好きじゃないの。」
「どうして?」
「・・・私の弟がここで殺されたから。」
そうレイナ弱々しく言った。
辺りの空気が少し重くなった。
「・・・でも大丈夫だから気にしないで。」
そう少しだけ微笑んだ。
「ん?もしかしてあれが【獣の石】か?」
そうガディンが言った。
「ええ多分そうじゃないかな?」
そうリアナが言った。
「でっ誰が取るんだ?」
そうキロスが聞くと、
「当然泳ぎが得意なあなたでしょ。」
そうクリスが言う。
「俺がか?」
そう聞くと皆はこくり頷いた。
「・・・ちぇ、わかったよ俺が行くそう言うと上の服を脱ぎ取りに言った。
「ふう。取って来たぜ【獣の石】。」
そう言うと丸く透き通った緑色をした石をガディンに渡した。
「これが【獣の石】か、よし早いとこ出るか。」
そう言うと【獣の石】を袋の中に入れ走り出そうとすると、
がさ・・・と音がした。
いっせいに振り返る音の主は鳥だった。
「なんだ鳥か・・・脅かすなよな。」
キロスが言った。
「行こう。」
とガディンが言った。
数分歩いただろうか?ガディン達は後少しで森から出れるところで、
「待て。」
と何者かに声もかけられた。
「だれだ?」
すると20歳くらいの男が木の近くから現れた。
「貴様らは闇の種族か?」
「闇の種族だと!!」
そうガディンは叫ぶように言った。
「・・・違うのか?」
「当たり前だ!!」
そうガディンは言った。
「お前だって闇の種族に何をしようとしてるんだ?」
「俺は闇の種族に用があるんだ、貴様らもか?」
「用って程じゃあ無いけど。」
そうガディンが言うと
「なら俺も一緒に行ってもいいか?」
「どうしてだ?」
そう聞くと
「お前らといたら奴らと会えそうな気がするんだ。」
そう言った。
「・・・皆こいつを仲間に入れていいか?」
そう聞くと皆は頷いた。
「オーケーだよろしくえーと・・・」
「レイ・アスクだ、レイって呼んでくれ。」
「よろしくなレイ。」
そう言い握手をすると町へ向かって歩き始めた。

9レオン:2006/08/25(金) 17:53:15 ID:9IYSLokA
第七話「町」

「はあ!!」
そうガディンは気合を込めて剣を横に振り猛毒を持つ大蛇ボイズンスネイクを真っ二つに切り裂いた。
「はー後少し町に着きそうなのにこの辺モンスター多すぎだよー。」
そうレイナが猛襲連脚で石のモンスターゴーレムを砕きながらため息まじりに言った。
「まったくだ。」
そう茶髪で闇色の服と藍色のズボン、黒色の靴で左手には盾、右手には幅広の長剣がある。
「このまま強行突破したいけれど60体くらいのモンスターに囲まれてるから全部倒しましょうか?」
そうクリスが言うと
「ええ、でもこれだけの数なら少なくなったら逃げましょうよ」
そうカンナが言う。
「じゃあチャチャとかたずけようぜ。」
そうキロスが言う。
その隣でリアナが
「矢も残り少ないしあの技を試そうかな?」
と言うと精神集中にはいった。
「じゃあ俺たちもやるぞ!」
そうガディンは言うとモンスター達に向かって走り剣を振りまくった。
そこへ、
「氷の矢よ降り注げ!!フリーズアロー!!」
そう叫ぶとモンスター達の頭上から無数の氷の矢が降り注いだ。
「よし!!ほとんど奴は凍ったから逃げるぞ!!」
そう言うとモンスターに背を向けると町に向かって走りだした。

「はー疲れたー。」
そうガディンは噴水の囲いにすがるようにした。
「本当だよねでもガディンが一番疲れてるよね。」
そうリアナ言うと皆が頷いた。
「そうかな?」
そうガディンは言った。
「うん!おんぶしようか?」
そうリアナが言うと
「そんないいよ。」
と言った。
「それより長の所へ行きましょうか。」
「はーい」
とレイナは疲れて無いのか元気よく返事をした。

「多分ここが長の家よ。」
「じゃあ入るぞ。」
そう言うとドアを開けた。
「来ましたか。」
そうすぐ三十歳半ばの男が声をかけてきた。
「あなたこの町の長さん?」
そうリアナ聞くと
「さよう私がこの町の長です。」
そう答えた。
「それで砂漠の方の長から聞いています。【獣の石】は今持っていますね?」
「はい。でも何に使うんですか?」
そうカンナが聞くと
「ここから東に3kmほど歩くと【死の森】と言うと場所があるそこにその石をはめ込む場所がある。」
「それに石をはめるんですね?」
そうガディンが言うと長は頷いた
とっ
「たいへんだ!!闇の種族が出てきたぞ!!」
「闇の種族だと!!」
そうレイが言うと一行はいっせいに外に出た。

「!?」
外に出ると目の前の景色に凍りついた。
とても綺麗な町が家などが崩れ廃墟となっていた。
「ひどい・・・」
そうリアナ悲しそうに言った。
「貴様らかフラワータウンから旅だったやつらか。」
そう男、ドルン・シーカが言った。
「お前がやったのか!!」
「そうだがそれが何か?」
「てめえそれが何かだと!!ふざけるな!!」
そうガディン怒鳴った。
「来るか?いいぜこいよ相手をしてやる。」
ドルンの手の中に緑の光が漏れた。
「行くぞ!!」
ガディンは剣を引き抜くと走った。

10レオン:2006/08/25(金) 17:59:38 ID:9IYSLokA
後ろからレイ、クリスが走り後ろでリアナとカンナが精神集中に入り守るようにレイナが構えた。
「先制攻撃だ喰らえ!!疾風剣!!」
ガディンは疾風のように速い突きを繰り出した。
「喰らえ!!爆風剣!!」
ドルンも爆風のような威力のある突きを繰り出した。
二人の技がほぼ同時に放たれた。
「まだだ!!」
剣を上に切り上げるようにした。
しかし、バックステップでかわされた。
それを分かっていたようにレイが後ろにいた。
「獅子剛波!」
獅子に似た気を放った。しかし
「なめるな!!」
吹き飛ばされた瞬間に体勢を直し地面に足をついた。
「吹き飛ばされろ!!ウインドバーン!」
風が動きガディンに当たった瞬間爆風がガディンを襲った。
「があ!!」
爆風に吹き飛ばされ壁に叩きつけられた。
「次はお前ら三人だ!!」
そうドルンが言うとレイナ達の所へ走った。
「リアナ、カンナ下がって!!」そう言うとドルンにむかって走った。
「邪魔だ!!飛雷脚!!」
雷属性のある回し蹴りをした。
「こっちも飛雷脚!!」
同じ技が激突したが
「きゃあ!」
なんとドルンの方が力が大きかった。
「ふっ俺と同じ技を使うとは。」
そう言ったとき崩れた家の影から4,5歳の女の子が
「うわーんおかーさんどこにいるのー。」
と泣きながら出てきた。
その声を聞きガディンはやばいと思った。
「うるさいガキだ。消えろ!」
そうドルンは言うと剣を振り上げ幼い女の子を斬ろうとした。
「駄目!!」
とっリアナが叫ぶと少女に覆い被さった。
「ああ!」
と悲鳴が上がり血がしぶいた。
「リアナ!!」
そうガディンが叫ぶ用に言い立ち上がろうとした。
そのとき、
ドクン、ドクン、ドクンと体のあちこちから聞こえてきた。
「うわーーーー!!!」とガディンは叫び辺りは光に包まれた・・・。

第八話「鼓動」

11レオン:2006/08/25(金) 18:04:26 ID:9IYSLokA
第八話「一つ目の力」2/2

光が徐々に晴れ皆がガディンを見たが皆我目を疑った。
ガディンがまるで竜のように見えたからだ。
頭には竜の顔に似た兜、体には青色の鋼鉄の鎧に手足には鋭い爪と青色の篭手と足篭手。
「!なぜ貴様がその力を!!」
ドルンは驚きを隠せないように言った。
「グルルル!」
ガディンは怒りのある鋭い目でドルンを睨みつけた。
「なんなんだありゃあガディンなのか!?」
キロスもまた驚きを隠せないのか少し大きな声で言った。
「いったいなんなんだあれは?」
そうレイは少し静かに言った。
「もしかして!?」
「どうしたの?クリス?」
そうレイナはガディンから目を離さずに言った。
「昔に聞いたことがあるの。」
「どんな事を?」
「ええ昔幼い子に『竜の力』を与えたってことを聞いたことがあるの。」
「じゃあその幼い子がガディン?」
「分からないけど多分そうかもしれない。」
そうクリスが言った。
そして、「ガアアアアア!!」
ガディンが吼えドルンに突進した。
「くっ!!」
かろうじて剣を立てガディンの攻撃を防いだ。
(くそ!なんて力だこのままじゃ防ぎけれねえ!)
ふっと力が弱った。前を見るとガディンは姿を消していた。
(どこだ!?)
そう考えると。
「ガアアアア!!」
そう吼える声がしたかと思うと背中から鋭い痛みが伝わってきた。
「が!!」そう悲鳴をあげ仰け反った。
そしてまたガディンが目の前に現れた。
「そんな・・・。」
クリスが力無く言った。
「どうした?」レイが聞くと、
「それが・・・私の動体視力でもガディンの姿が見えない。
「なに!!」そうキロスが言った。
「そんなクリスの目にも映らないだと!」
「そうよ!だったらガディンはどれだけの速さで動いてるの!?」
そうカンナも言った。
(くそ奴の姿が速すぎて見えねい!)
「グルル!」
ガディンは攻撃の構えになった。
「くそ!なんなんだこいつは!」そうドルンは叫んだ。
「ガアアアア!」
ガディンは吼えドルンの体を切り裂いた。
「くっ!だが俺は負けられない!」
そう言うと剣を構え目を瞑り耳をすませた。
(奴の姿が見えなくても音で・・・)
ザザ・・・
(そこか!!)
ドルンは目を開け振り向きざまに剣を横にして振った。
ガン!っと金属が重なり合う音がした。
「グルル。」
ガディンは手の篭手でそれを防いでいた。
「行くぞ!!奥義!!爆連風魔斬!!」
ドルンは剣を素早く縦横に振るった。
「グウウウ。」そのドルンの攻撃を篭手で防いだ。しかし、
「はあ!!」
最後にガディンの足元に剣を叩き付けた瞬間凄まじい爆風がガディンを吹き飛ばした。
しかし「ガアアアア!!」
爆風を利用し離れたガディンは手をドルンに向けると手のひらに何かが収束し、
「ガアアアアアア!!」
そう吼えると手から恐ろしいほど強力な光線が放たれドルンに直撃した!
「があーーーーー!!」そうドルンの口から悲鳴があがった。
「くっ・・・すまな・い・皆・・後・はまかせ・たぜ・・・」
そう言い終えると光と共に消えた。

12レオン:2006/08/25(金) 18:06:47 ID:9IYSLokA
「ガディン!!」
そうキロスが声をかけるだが、
「ガアアアアア!!」
そう吼え突進した。
「危ない!!」
そうレイナが言うとキロスの服を掴み引いた。
ガディンは狙いを外し崩れた家に突っ込んだ。
もしレイナが助けてくれなかったらと思うとぞっとした。
「す、すまねい。」
「そんな事いいから前見て前!!」
そう叫んだ瞬間崩れた家の破片が飛び散った。
「グルルルルル!!」
そう吼えるとまた突進しようとしたが
「やめ・て・・ガディ・・ン」
少しだけ涙目になった女の子に支えられて体を起こしたリアナが言った。
「もう・・やめて・敵は・・いな・い・・・から。」
そう懸命に言った。
「グルル・・」
そう呟くように言うとガディンの体は光に包まれ消えると、
「リアナ!!」
そうガディンは言うとリアナを抱き起こした。
「大丈夫か!?」
そう聞くと、
「ちょっと・・だけ。」
そう返した。
「ガディン!長の家に行って休ませてもらいましょ!」
そうクリスが言う。
「ああ!!」
そう答えた。
「この女の子はどうするんだよ?」
そうキロスがいうと、
「連れて行くに決まってるでしょ!」
そうレイナが言うと女の子を軽々と抱いてガディン達について行った。
「おい!待ってくれよー!」
そうキロスは言い走っていった。

13レオン:2006/08/25(金) 18:07:17 ID:9IYSLokA
「そうか君がガディン君か。」
そう長が言った。
「長それでさっきの話のですが・・・。」
そうガディンが聞いた。
「ああそうでしたね。では『死の森』に石をはめと『ガイアの珠』が
でるのでそれを持って返ってきてくれ。」
「わかりました。」
そういうと
「ふう。」
と息をついたクリスとレイナが隣の部屋から出てきた。
「リアナの状態はどうだ?」
とガディンが聞くと、
「後二日か三日寝れば大丈夫。」
そうレイナが答えた。
「そうか・・。」
そう言うと長を振り返った。
「長ほかに話は?」
「あなた達はリアナ君が回復するまでここにいるんですね?」
「ええそうですけど。」
「それならその間部屋を貸しましょう。」
「いいんですか。」
「はい。」
「ありがとうございます。」
そうガディンは言うと立ち上がった。
「どこにいくの?」
そうレイナが聞くと、
「リアナの所。」
そう言うと部屋に入っていった。
部屋に入るとリアナはすーすーと寝息を立てて寝ていた。
ガディンはリアナの隣に行った。
「ごめんなリアナ俺のせいでこんなめに・・・。」
そう言うとリアナの手を握ると、
「俺にもっと力があれば・・・。」
そお言うとリアナから離れ部屋を出ようとすると、
「・・・ガディン私を置いていかないで・・・。」
っと寝言を言った。
「ああ、俺はお前を置いてったりしないよ。」
そう言うと部屋を出た。

14レオン:2006/08/25(金) 18:07:49 ID:9IYSLokA
第九話「死の森の魔物」

「・・・ドルンもいなくなっちゃった・・・。」
そうリシカが言った。
「・・・次は誰が行く?」
そうサランが言う。
「そうね・・・。」
ランリが考えたが、
「その必要は無い。」
そうラデムが言った。
「どうして?」
リシカが聞くと、
「俺がある物を仕組んだからな。」
そうラデムが言う。
「ある物って?」
「それは後で教える。」
リシカの質問をラデムがそう返した。

ここは死の森の入り口。
ガディン一行は長の言われたとうり死の森に来ていた。
入り口から見える景色をみてキロスは、
「・・・気味悪いな。」
「うん・・・。」
そうレイナは返した。
「だがここを行かなければ始まらんぞ。」
そうレイが言う。
「まあ確かにここを行かないとならないしな。」
そうガディンも言った。
「さて行くか。」
そうガディンが進もうとしたが、
「待って何かこっちに来る。」
そうクリスが言い進むのをやめさせた。
「じゃあどう進む?」
そうガディンが聞くと、
「私に任せて。」
そうリアナが言った。
「無理すんなよ?まだ治ってないとこもあるんだから。」
「大丈夫。皆私の後ろに来て。」
そう言うとリアナは精神集中に入り、
「炎よ!!ガンフレイム!!」
そうリアナが叫ぶとリアナの目の前に炎の塊が五つ現れたかと思うと弾丸のように飛び出した!
炎が見えなくなり何かに当たり爆発したような音がし奥から虫が鳴くような鳴き声が聞こえた。
「これで大丈夫。」
そうリアナが言うと一行は歩き出した。
死の森の中は文字どうり入ってきた者を死に追いやり殺すモンスターが多く生息していた。
「まじで気味悪いぜ。」
そうキロスが言った。
「静かにしなモンスターにあたし達を殺させるき?」
そうカンナが静かに言った。
「そんなことねえよ。」
「だったら静かにしなよ。」
そうカンナが返した。

15レオン:2006/08/25(金) 18:08:24 ID:9IYSLokA
あれから十分程度歩きようやく一行は森の中心部にたどり着いた。
「確かあれに『獣の石』をはめるんだよな?」
そうキロスが中心にある何かをはめるような物を指差した。
「だな。早速はめ込むか。」
そうガディンは言いたどり着くと『獣の石』をはめた。
すると、
「な、なんだ!?」
石をはめた所に巨大な生き物がいつの間にか立っていた。
「なんだあの生き物!?」
ガディン達の目の前にいる生き物は、
頭には一つの角があり目は三つあり手足はカマのような爪とトゲ体は柔らかそうだが赤黒い赤色で背中には羽がある。
そして大きさは小さく見積もっても三メートルはある。
「シュウウウウ!」
モンスターは威嚇するように鳴いた。
「これは『デスガイア』!!」
「ええ!だってデスガイアは約百年前に全滅したはずだよ!」
そうレイナが言ったが、
「驚くのは後にしろ!とにかくやるぞ!」
そうレイは言いデスガイアに向かって走り出した。
「喰らえ!獅子剛波!!」
レイは回転すると剣でデスガイアの足を切り裂き振り向きざまに獅子の気を放った。
デスガイアは軽々吹き飛んだがすぐに体勢を立て直した。
「シュルルルル!」
デスガイアは口から強力な酸をガディンに向かって吐き出した。
しかしガディンに当たることなく地面についたが小石などが溶けていった。
「クリス!!」
「ええ!!」
クリスとガディンは斧と剣を横に振るいデスガイヤを怯ませた瞬間クリスはガディンに斧を渡し、
「行くぞ!斧剣弧月斬!!」
ガディンは斧と剣を同時に振り上げ見事な三日月を書いた。
血がしぶく!そこへ、
「氷の棺桶よ我を邪魔せし者を砕け!!アイスコンフェ!!」
リアナが叫んだ瞬間巨大な氷の棺桶が出現しデスガイヤを閉じ込めそして砕けた。
「ふう。終わった。」
ガディンは言った瞬間、がさ!!っと音がした。
ガディンは見たがそこにはデスガイヤに似た生き物がいたように見えたがもういなかった。
「ガディンこれ!」
そうリアナがいい珠をガディンに渡した。
「これが『ガイアの珠』か。」
そう言うと仲間を見回し皆に、
「戻ろう。」っと言い森を出て行った。
その去る姿をデスガイヤに似た生物がじっと見ていた。

16レオン:2006/08/25(金) 18:09:59 ID:9IYSLokA
第十話「楽しい時間」

「ここだよここ!!」
そうレイナは、はしゃぎながら言った。
ガディン達は長の新しい命令で『聖水の洞窟』にいる聖霊の力を借りに来ている所だった。
「うわぁ本当だったんだねここに温泉があること。」そうリアナが言った。
「うんもう一つあそこにある。」
そう言うと数メートル先に温泉があった。
「じゃあもう夕暮れだしこの辺で休むか。」
そうガディンが言うと野宿の準備を始めた。

「あー生き返るな。」
「まったくだな。」そうガディンとレイが言う。
「そうだなー。」
そうキロスが少し笑みを浮かべて言った。
「どうしたんだ?キロス?」
そうレイが少し心配そうに聞いた。
「ああ多分あれだな。」
「あれとは?」
そう呟いたガディンにレイが聞く。
「見れば分かるだろう?」
そうガディンが前指差しながら言うと、
「・・・なるほどな。」
そうレイが言った。
もう分かっているだろうキロスは女子風呂のぞきに行くのだ。
「じゃあそろそろ行きますか。」
腕を回しながら言うキロスに、
「行ってもいいが生きて返れるか?」
そうガディンが聞いたが、
「大丈夫大丈夫。」
っと言いゆっくりと揚がって行った。
「・・・大丈夫なのか奴は?」
レイが言うが、「大丈夫さだってリアナ達が罠を張ってるから。」
「そうなのか?」
「ああ。それによくこういうのお約束があるからな。」
そうガディンは少し笑いながらキロスを見送った。

その頃女子達は、
「いいキロスが絶対来るからあいつを退治してから入るよ?」
そうレイナが皆に言った。
「うんそうだよね。」
「確かにその方がいいわ。」
「あたしも。」
そう女子達は言って笑った。

そしてキロスは、
「にひひひひ!後少しだぜ。」
そう言いゆっくりと草陰を進んでいった。
「お!着いた着いた!」
そう言いながら笑ったが
「キーロース?」
そう後ろから声がした。
「やっぱり来たのね?」
あきらかに怒りが篭っている。
「まさか・・・。」
立って後ろを見るとレイナ、リアナ、クリス、カンナがいた。
「どうなるか分かってるわよね?」
「はい!!」
そう返事をしって少女達の脇をすり抜けようとしたが捕まり、
「このスケベー!!」
そう言うと両方からカンナとリアナのビンタが当たり上からクリスの拳骨が下り最後に、
「飛んでけー!!」
レイナ張り手がクリティカルヒットしガディンとレイがいる温泉に向って吹き飛んだ。
バッシャーン!!
大きな湯柱ができガディンとレイの頭を濡らした。
「ほらな?お約束だろ?」
そうガディンがレイに言い、
「だな。」
っとレイが湯の上に浮かんでいるキロスを見ながら言った。

それから全員上がったがキロスは当然レイナに怒られその光景を皆が笑った。
そしてガディンは、
(こんな楽しい時間が続いたらいいな。)
っと思った。

17レオン:2006/08/25(金) 18:10:30 ID:9IYSLokA
第十一話「水の聖霊」

「うわわわわ!」
ドテ!
ここは『聖水の洞窟』
そして今こけたのはキロスである
「気をつけなよ?ここ滑りやすいんだからさ。」
そうカンナは言った。
「キロスお前今ので七回目でぞ?」
「でもよーマジで滑りやすいんだって!」
少し唇を尖らしたキロスがガディンに言った。
「もうさっき出発する前に温泉入ったのにまた疲れさせる気?」
そうレイナが少し呆れたように言った。
「もう後少しで奥に着くんだから静かにしなさい。」
そうクリスが言った。

その頃闇の種族は、
「ねえラデムあいつ等に何を送ったの?」
「ああ奴等に『デスガイア』の少し弱ったのを送ったんだ。」
「『デスガイア』を?」
いまだに信じられないのかリシカが言った。
「でも次は?」
そうランリが言うと、
「まあ待て後で考えるとしましょうよ。」
そうサランが言う。
「まあ確かにそうだな後でな。」
そうラデムが言った。

そしてガディン達は洞窟の奥にたどり着いた。
「さてとやりますか。」
そうガディンが言い前に行こうとした時、
待ちなさい・・・。
どこからか静かに流れる水のような声がした。
「この洞窟にいる聖霊か?」
そうレイが大きな洞窟の広場のような場所全体に聞こえるように少し大きな声で聞いた。
そうです私がここの聖霊ウィンネです・・・。
っとゆっくりと女の人が現れた。
その聖霊は外見は人間に似ているが足はなく魚の尾に似ていて顔には左右に一つずつエラがある。
「来た理由はわかっています。さあ武器を取りなさい。」
そう言うと周囲からウィンネの手に向って水が集り剣を二つにくっ付けたような剣が現れた。
「それではあなた達の力を見せてもらいます!」
「よし!行くぞ!」
そうガディンが言いレイナ、クリス、カンナと共に走った。
「行きます!ウォーターブレイド!」
するとカンナとクリスの周りに水の塊が現ると剣の形になり一気に二人を切り裂いた。
「きゃあ!」
二人が怯むだがガディンは後数歩で間合いに入る。
「行くぞ!空連斬!!」
間合いの外から一気に空中にジャンプし縦に回転しながらウィンネに切りかかるしかし、
「させません!」
剣を立てて受け止めたしかし、
「まだまだあ!連空猛剣!」
ウィンネと剣ごと空中に弾き飛ばし、
「たあ!」
さらに剣と拳を繰り出し最後に渾身の力をこめ蹴りを入れた。
「くう!」
ウィンネは床に叩きつけられたそこに、
「狼牙衝波撃!」
衝撃波でウィンネの体を起き上がらせ最後に拳、蹴りを繰り返し最後の張り手でウィンネを間合いから出した。
「少しはやるみたいですね?」
そう言うと剣の真中が消え二本の剣になった。
「さあ行きますよ!」
「キロス!!ウィンネの動きを止めろ!」
「了解だ!」
そう返事をすると矢を出し狙いを定めた。
「はあ!」
ウィンネは回転するように剣を振るった。
「ちい!」
剣で防ぐだが、
「甘い!!」
もう一つの剣が振り下ろされる近くにいたレイナも追いつけないしかし、
「えっ!!」
ウィンネが切ったのは幻影だった。
「後ろに注意しな!!崩幻速神斬!!」
いつの間に移動したのかガディンはウィンネの後ろに現れ三回斬りつけた。
ウィンネは仰け反りったそこへ、
「地顎!!」
キロスが放った矢がウィンネの足元に刺さり周囲から地の顎が現れウィンネを包んだ。
「今だ!!レイ、リアナ!!」
「喰らえ!!サンダークロス!!」
ウィンネの周囲に魔方陣が現れた瞬間十字を書くように稲妻が落ちた。
そこに、
「六つの稲妻の剣よ!神の怒りと共に落ちよ!!シックスブレイド!!」
そう叫んだ瞬間雷でできた剣がウィンネに向って降り注いだものすごい轟音がしたがまだ終わりでは無い。
「とどめだ!!」「「ゴッドサンダー!!」」
そしてとどめに巨大な雷が落ち連続で感電させ消えた。
「ああああ!」
ウィンネは水と共に弾け消えたがすぐにもとの姿に戻ったがガディン達が付けた傷はどこにも無い。
「いいでしょう。私の力を彼方達に貸してあげましょう。」
そう言うとウィンネは光となりアクアマリンの付いた指輪がカンナの手に渡った。
「ふう疲れたー。」
「ここで休んだら風邪引くぞ?」
そうガディンがリアナに言う。
「さあ、ここにもう用が無いのだから町に帰りましょう。」
「うん。帰るついでにに温泉にも入ろう!それからキロス?またのぞいたら容赦しないからね?」
「分かってるって!」
キロスは言うと逃げるように出て行った。

18レオン:2006/08/25(金) 18:12:44 ID:9IYSLokA
第十二話「竜」

「では次に「雪の町スノータウン」の長に会ってほしい。」
そう長が言う。
「・・・長失礼ですが俺達はなぜこんな事を頼まれてるんですか?」
そうガディンが言ったが、
「今はまだ話せない。だが次の町に行けば分かるかもしれない。」
そう長から返ってきた。
「・・・そうですか。」
ガディンが言うと、
「まあ今日はここに泊まりなさい。」
そう長が言う。
「ありがとうございます。」
そうガディンが言い長は頷いた。

「さてと今から何する?」
キロスが言うと、
「自由時間でいいでしょう?」
そうクリスが言うと、
「ああそれでいい。」
っとガディンは言い外に出て行ってしまった。

「はあ・・・。久しぶりだな一人で居るの・・・。」
そう言うとガディンは倒れて空を見た。すると、
「何してるの?」
そうリアナが覗き込むようにした。
「ああリアナか・・・。」
「ああっとは何よ?」
そう言うとリアナはガディンの隣に行き座った。
「・・・なあリアナ。」
そうガディンが声を掛けた。
「ん?」
リアナが返事をするとガディンはリアナを見た。
「リアナの夢は何なんだ?」
「私の夢?う〜ん、翼で空を飛びたいな。」
「空をか?」
「うん!小さい頃からの夢なの。」
「そうか・・・。」
ガディンはそう呟いた。
「ガディンの夢は?」
「俺の夢か?そうだな・・・お前と一緒に居ることっかな?」
「へーそうなんだ?」
「まあな。」
そうガディンは言うと立ち上がった。っと
(主となりし者よ・・・。)
「えっ!誰!?」
「誰だ?」
二人の頭の中にそう声がした。
(我は主となりし者の中に居る青竜・・・。)
「青竜?」
リアナが首を傾げる。
「・・・それで俺に何の用だ?」
(わかっていよう?力を試す時が来たのだ)
「・・・とうとう来ちまったのかその時が・・・。」
ガディンは剣の柄を握った。
(そうだ。)
するとガディンの体から青色の光が飛び出し竜が―青竜が立っていた。
全身は濃い青色で翼は全身より薄い青手足には鋭い爪がある。
「我名はバルム、我主となりし者よさあ力を見せてもらおう。」
「ああ臨む所だ!リアナお前は下がってろ!」
剣を引き抜きガディンが叫んだ。
「う、うん!!」
リアナが離れたのを見てガディンはバロム目掛けて走った。
「先手だ!!疾風剣!!」
疾風の速さの突きがバルムを突くだが分かっていたように軽々防がれたが諦めない!
「まだまだ!!連牙蒼空牙!!。」
再び突きを繰り出し上下から二回ずつ斬りつけた。
しかし、
「まだまだですね?まだ攻撃をする気にもなりませんぞ?」
しかしガディンはさらに、
「吹き飛びな!!獅子牙狼竜波!!」
ガディンは連牙蒼空牙の最後の下の斬り付けた瞬間神速で真横振り上に切り上げた瞬間始めに竜に似た気がバルムを締め付け獅子の気で吹き飛ばした。
「どうだ!少しは聞いただろう!」
特技、秘儀、奥義の順に技をしたにもかかわらず息が荒れていない。
「・・・そうですな少しはやりますな。では本番といきましょうか!!」
そうバルムが言うと攻撃の構えになった。
「行くぞ!!」
そうガディンが言うと再び走り出した。
「いくぞ!!」
バルムは口を開くと青色の光線を放った。
「ちい!」
ガディンは剣で防いだが爪の攻撃で腰が沈んだ。
「くう!!」
ガディンは何とか踏みと止まると一気に飛びのいた。
「はあはあ・・・やるな・・。」
「そちらこそ。」
そして再び走り出した。
「これで決めます・・・ドラゴンブレス!!」
バルムの口の奥からすごい速さの弾がガディン目掛けて飛び出した。
「くっ!」
ニ、三発くらったが止まらない。
「いくぞ!!竜波爆殺陣!!」
竜の気の二つが巻き付き最後の強力な竜の気がバルムを吹き飛ばした。
「・・・よかろう。我の主として共に戦おう。」
そうバルムが言い光となりガディンの体に吸い込まれた。
「ガディン!!」
リアナが駆け寄って来る。
「やる事はすんだし戻るぞ。」
「うん!!」
二人は手を繋ぎ歩き出した。

19レオン:2006/08/25(金) 18:14:23 ID:9IYSLokA
第十三話「父」1/2

「うう寒い〜。」
レイナは言った。
「本当だよ。それに雪がすごく積もってるし。」
カンナも同意した。
「じゃあ長の家に行こう。」
そうガディンが言うと一行は早歩きで長の家に行った。
数分程度歩くと立派な家が一家建っていた。
「ここだな絶対に。」
キロスが家を見上げながら言った。
「じゃあノックするぞ?」
ガディンは言うと扉を叩いた。
「どうぞ。」
すぐに返事が返ってきた。
「入るぞ。」
皆に言いガディンは扉を開け入った。
「さあ皆さんこちらにどうぞ。」
そう四十歳程の男性が座って居た。
「さあ椅子に座ってください。」
そう長が言うと皆は椅子と言うよりもソファーと言った方が良いだろう皆が座ると長は続けた。
「私はこの町の長のルイス・アスカルだ。」
「!アスカルだって!?」
そうガディンが言った。
「ん?・・・君の名前は?」
「ガディン・・ガディン・アスカル」
そうガディンが言うと、
「そうか・・・やはリ似ていると思ったよ。私は君の父親だ。」
「俺の父親だって!?」
そうガディンが驚くように言った。
「俺に親が居たなんて。」
「?忘れているのか?」
「・・・はい。昔の記憶があまりなくて。」
「そうか。」
「・・・父さん。母さんはどこに居るんだ?」
そうガディンが言うが、
「・・・逃げ遅れて死んでしまった。」
そう少し悲しげに言った。
「・・・そうか・・。」
「ああ。今日はここに泊まりなさい。」
「ありがとう。」
っと、
ドーン!!そう外から壁か何かが爆発したような音がした。
「行ってみよう!」
そうガディンが言うと皆はと共に外に出た。

20レオン:2006/08/25(金) 18:17:02 ID:9IYSLokA
第十三話「ダークライト」2/2

外に出ると赤髪の男―ラデム・クランが待っていた様に立っていた。
「・・・来たか。」
雪を払いそうラデムが言うと手に少しだけ先が曲がった漆黒の幅広の剣が現れた。
「次から次へと邪魔をするな!闇の種族め!」
そうガディンは言い剣を引き抜く。
「闇の種族?もうその呼び方はやめろ。俺達の組織の名は『ダークライト』っとでも呼べ。」
そうラデムが言う。
「うるさい!今からけりを付けてやる!」
そうレイは言いガディンと共に走った。
「・・・馬鹿が。」
そうラデムが言うと構えた。
「はあ!!」「はっ!!」
ガディンとレイが同時に剣を上から叩きつけるが、
「なんだこの攻撃は?」
剣を片手で持ち軽々防がれる。
「何!!」
ガディンは力をさらに力を入れたが全く効き目がない。
「邪魔だ・・・。双竜波弾!」
レイとガディンを少し離れさせると二人に向って竜の気を二つ飛ばした。
「ぐ!がぁ!」
二人は軽々吹き飛びレイは壁に叩きつけられガディンは木にぶつかりうめいた。
「・・・弱すぎる。」
そう言い背を向けた瞬間、
「猛襲連脚!!」「弧月斬!」
レイナの急降下から回し蹴りとクリスの三日月を書くように斧を振ったが、
「・・・。」
ラデム軽々かわした。
「・・・こんな奴等に二人共負けたのかよ・・・がっかりだ。」
そう言いラデムはガディンの所に行こうとしたが、
「蛇符!」カンナが投げた符が蛇となりラデムを縛り動きを止めたが、
「邪魔をするな・・・グランドダスト!!」
カンナとリアナの居る地面にグランドダウンサーとは比べ物にならないほどの大爆破が起こり爆破が終わった瞬間地面から岩の槍がリアナとカンナを空中に上げ叩き付けた。
「かは!!」
二人は地面に叩きつけられ肺に溜まっていた空気が押し出されるような感覚を覚えた。
「俺は女でも容赦しない。」
そう言いガディンの所に行くと剣を振り上げ振り下ろす、
(皆ごめん!)
ガディンは死を覚悟したが、
「ぐは!」
剣を受けたのはガディンの父ルイスだった。
「父さん!!」
ガディンは素早く父を抱き支えた。
「ガ・・ディン・・・。」
喋るごとに血が口から溢れ出し雪を血で赤く染める。
「・・・邪魔をしやがって・。」
そう言うとガディンは振り返り父をゆっくりと下ろした。
目は怒りが篭っている。
「貴様・・・ぶっ殺してやる!!」
そう言うと稲妻の速さで剣を振るが、剣で受け止められた。
「・・・怒りに身を任すな。」
そうラデムが言った瞬間、ガディンの首筋を打った。「う・・・。」
「少しの間こいつを借りるぞ!」
そうラデムが言うと赤色の光に包まれ消えた。
リアナは少しむせ返るとガディンのことを心配しながらルイスの傍に行った。
「ルイスさん!」そうリアナが言うと、
「・・・頼・・み・があ・・る。」
「なんですか!?」
「ここから・・・西・に行く・・と廃・・墟っと・なった・町・がある。」
「それから何をするんですか?」
「その町・・にある・風・・車小屋・・にガ・ディ・・ンに渡し・てほしい・物が・ある。」
そうルイスが言うと懐からカギを出しリアナに渡した。
「後は・・まかし・・た・。」
そうルイスが言うと手を下ろした。
「ルイスさん?ルイスさん!ルイスさん!!」
そうリアナはガディンの父であるルイスを何度も呼んだ。

「皆、次に行く場所があるの。」
ルイスの家の中でリアナは真面目に言った。
「ここから東にある廃墟になった村に行けって言われたの。」
「ええ確かにあるは。」
クリスが言い終えるとリアナは続けた。
「そこに行って風車小屋にある何かをガディンに渡せって言われてるの。」
「だから明日そこに行けってことか?」
レイが言うとリアナは頷いた。
「まあここにずっと居ても何にもならないし行こうぜ。」
「うん!その方がいいし!」
レイナとキロスが言う。
「それじゃあ明日ね!」
皆が頷き部屋に帰っていく。
そしてリアナはベッドに入り火をを消し目を閉じりながら、
(ガディンは大丈夫かな・・・。)
っと考えていた。

21レオン:2006/08/25(金) 18:18:06 ID:9IYSLokA
第十四話 「牢」

「うぅ・・」
ガディンはうめき声をあげ目を覚ました。
「俺はどうしてここに・・・。」
ガディンは周りを見る。
自分はどこかの牢に入っていて鎖で壁に繋がっている事に気づいた。
「目が覚めたか。ガディン。」
そう牢の外から声がし顔を上げた。
「貴様は・・・!」
腰にある剣の柄を握り飛び出そうとしたが鎖で繋げられている為それはできなかった。
「そう熱くなるなガディンよ。」
そうラデムが髪と同じ紅い目でガディンを見て言った。
「貴様・・・俺の父さんを殺しやがって!!」
そうガディンは叫んだ。
「・・・おいおい少しは落ち着け。」
ラデムは言うと後ろを振り返った。
「ランリ後は頼む。」
そうラデムが言うと後ろから黒い髪の女が出てきた。
「あなたがガディンね。」
そう言うとガディンはランリを睨みつけた。
「俺になんのようだ?」
少しずつ気を落ち着かせながら聞く。
「それは明日わかる事。」
そう言った。
「まあその時はあなたは私の言いなりだけどね?」
そうランリは言うと牢屋の部屋から出て行った。
「俺があいつの言いなりだと?ふざけんなよ・・・。」
ガディンはそう言うと仲間のことを思った。
「リアナ達は大丈夫か・・・。」

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23リオン:2006/10/10(火) 19:10:49 ID:EnqQe6FY
レオン>>
一様上げとくぞ?

24レオン:2006/10/13(金) 22:24:51 ID:HFetf58w
第十五話 「渡す物」

「ここがガディンのお父さんに言われた風車?」そうレイナが言う。
「うん。」リアナが風車を見上げながら言う。
「さて中に入るとしようぜ?」そうキロスが言うとリアナは頷きカギを開けた。
扉を開けると中は外と違い綺麗だった。
「これがガディンに渡せと言われたものか?」
レイが中心にある棺桶のような物を見下ろした。
「多分そう。」そうリアナが言うと蓋を開けた。すると中から出てきたのは―
「―剣?」そうクリスが言うと皆もその剣を見下ろした。
「何か書いてある。薄れて見えないのもあるけど呼んでみるね?えーっと。」
アスカル家の宝刀・・・を守る為に作られた剣【ソルージュ」―
「―そしてこの剣には・・・を守りきれなかった時、真の剣の剣となり剣の力・・・・であろう。」
「どういう意味?」そうレイナが首を傾げると、
「所々読めなかったから分からないけど、この剣はまだちゃんとした力を持ってないんだと思う、」
そうリアナが言う。
「わからないけれど、ルイスさんがガディンにこの剣を渡して欲しいことは分かったわ。」
そうクリスが言うと、
「後はガディンを探すだけだ。」
レイが言うと皆は頷きリアナは【ソルージュ】をガディンの道具袋に入れた。
「じゃあ外に出るよ。」
そうリアナが言うと歩き出し皆は後についていった。
そしてリアナは扉を開け外に出た。
その先にどんなことが起きるかを知らずに・・・。

第十五話「渡す物」 完

長々すみません・・・・。
少しごちゃごちゃになりまして・・・。
次回もお楽しみに。

25レオン:2006/10/27(金) 20:18:41 ID:6BgZyUrs
第十六話 「再会と・・・」

「うーん眩しい!」レイナは手で光を遮りながらそう言った、と―
「お待ちなさい。」そう後から声がし皆は一斉に後ろを向くと黒髪の女性が立っていた。
「あの、何の用ですか?」リアナが聞くと女性は薄く微笑んだ。
「彼方がリアナって子ね?彼方の大好きなガディンって子がよく彼方の名前を言ってたわよ?」
「!まさかダークライトか!?」レイがそう言うと皆は武器を取り出しリアナを守るように前に出た。
「ふふふ、私の名前はランリ。戦う気はもうあるみたいね?ガディン?」
そうランリが言うと後から少年―ガディンが姿をゆっくり現した。
「ガディン!」リアナが近寄ろうとすると、
「俺に・・・近寄るな!」
そう怒鳴り、リアナを立ち止まらせた。
「あら・・・まだ自我が残っていたみたいね?ではもっと闇の力を・・・」
そうランリが言うとガディンの体に闇色の球体が入りこんでいった。
「く・・・リアナ、俺を・・・殺せ・・・頼む・・。うぐ!」
そうガディンが言い終わると剣を引き抜いた。
「ふふふ、もう言い残したい事は無いのね?では・・・始めましょう!」
ランリが言うと手の中に黒い光が現れ杖に変わった。
「おい!どうするんだよ!?」キロスがそう言うと、
「・・・戦うわ・・・」リアナが言うと皆は驚きリアナを見た。
「戦うって・・・ガディンをどうするんだよ!仲間でしょ!?」
レイナはそう言うがレイは―
「―今は仕方ないんだ!戦闘に集中しろ!」そう言った。
「・・・しょうがないわ。やるわよ!」
そうクリスが言うと戦闘は始まった・・・。

第十六話「再会と・・・」 完


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