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別れる者と 第一章 異世界の小さな旅

93リオン:2006/10/21(土) 23:44:23 ID:0LFFBfGU
「はぁはぁ・・・もう無理だ・・・。」
リオンは修行堂の床に倒れるとそう息を荒くし言った。
「リオンよ、まだまだできてないぞ?どうしたんだ?フレイムとリウがもう少しで来るんだからしっかりしろ。」
「そう言われてもその本に書いてある・・・なんだ?「集功法」ってどんな効果があるんだよ・・・?」
リオンは倒れたままカルロスを見上げて聞いた。
「だから・・・自分の自然治癒力を高めるって言っただろう?ちなみに隣にいる奴にこの技を使うことも出来るが隣でないとできないからな?」
そう言うとリオンに近づき、集功法を使うと、
「あれ?なんか力が湧いてきた。」
そうリオンが言うと、
「あはは!まだできてなかったんだリオン!」
そう後ろから嫌味が多少篭っている声が聞こえた。
「悪かったな・・・できてなくてよ!」
そう言うと首筋に来ようとした鎌を剣で弾いた。
「へー、やっぱすごいね?そのカルロスが使った・・・えーっと・・・?」
「「「集功法」」」そう三人の声が見事に重なりフレイムに教えた。
「そうそうそれ!」そうフレイムが言うとリオンはカルロスを見ると、
「でもどうしてフレイムとリウをよんだんだ?」そう聞いた。
「ああ、それか?今から俺とリオン、リウとフレイムのペアで試合だ。」
「そういうこと。では早速始めるわよ?」
「えー!ちょっと無理ありすぎじゃない?手加減くらいはしてよね?」
そうフレイムが言うと、
「手加減無しの試合よ?では・・・始め!」
そうリウが言うと四人はそれぞれの得物を持ち走出した。
―三十分後
「がは!」
リオンの左腕にナイフが2本も刺さり、フレイムの鎌も刃がボロボロになったが、
「はあ!」「でい!」カルロスの左の剣はひびがいくつも入りリウの三叉の槍の右側の刃は折れていた。
「まだまだ!」不意にリオンは再び立ち上がり剣を合わせ気合を貯めるようにした。
リオンができなかった集功法だ!しかし、
「は〜いそこまで!」
そう能天気な声がすると皆は入り口を振り返った。そこにはフィートが立っていた。
「だいぶ戦闘能力が上がってる事はわかったんだから。それにこれ以上やったらリオンが死ぬよ?」
そうリオンを振り返るが彼は立ってなく膝をついて左腕に刺さったナイフを引き抜いていた。
「フレイム!急いでリオンにヒールを!」そうリウが言うとフレイムは頷きリオンにヒールを掛けた。
「す、すまねぇ。」リオンが言うと皆(フィート以外)は安心したようだった。
「さてあんたたち?今から少し休んでご飯を食べて後は自由にしなさいよ?」
そうフィートが言うと皆は仕方がないというように息を吐くと自分達の武器を片付けて部屋に向った。
「さーてと。あたしも休もうかな?」
そうフィートが言うと修行堂を出て行った。

「・・・疲れたぁ。もう寝るか・・・。」
リオンはそう言うと綺麗に直った剣を(フレイムに頼んで治してもらった)鞘に収めて言う。
そしてゆっくりと眠りについていった・・・。

はい次は焔さんでもレオンチームでもOKです。


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