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別れる者と 第一章 異世界の小さな旅

87:2006/10/06(金) 21:21:05 ID:HE/GIbAI
ものすっごい中途半端です。
次はレオンさんの方の誰かかいてください。




「ってか二人でってどうやって? 早いもん勝ち?」

レオン達のもとへと向かう道中、不意にフレイムがそんなことを聞いた。
リオンは振り返ることもせず、歩みを止めることなく答えた。

「・・・お前の頭にはコンビプレー、っつー言葉は無いのかよ」

「あるわけ無いじゃん。この世は弱肉強食だし?」

フレイムは、軽い嫌味に普通に答える。
まるでそれが当たり前だ、と言わんばかりの返答に、彼は頭を抱えた。

「・・・とりあえず、今回は協力しろよ」

その言葉に、フレイムはあからさまに嫌そうな顔をする。
尤も、彼女の前を行くリオンにそんなことは分からないのだが。

「・・・まぁ、今回だけならいいけど」

いかにもしょうがない、という声を出す。
彼としてはなんとなく気に入らないが、話が拗れるので黙っておいた。

「んじゃさ、まずは魔法使うのと戦ろうよ。
・・・あ、私は絶対殺さないから!」

先程までの態度はどこへやら、活き活きとした声でフレイムは言う。
そんなに戦いたいか、と彼は苦笑した。

「そんなのそんとき考えればいいだろ」

彼のその言葉に、フレイムは煮え切らないような顔をしたが、すぐに手元に視線を移した。
フレイムの手の中で輝く鎌は、戦いたいのだと叫んでいるようだ。
彼女はその鎌をそっと撫で、少し歩く速度を速めた。


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