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別れる者と 第一章 異世界の小さな旅

78レオン:2006/09/23(土) 10:33:07 ID:ImT8kOKE
レオン以外の六人とカルロスは、レオンとリオンから離れ、話し始めた。
「今度こそ教えてもらうぞ…お前は誰なんだ。」
デストロイヤーがカルロスに訊いた。
「…ああ、まだ名乗ってなかったな、俺の名はカルロス。」
カルロスが言った。
「じゃあ、そろそろ戦うか?」
ルーキングが言うが、
「ルーキング、ちょっと待ちなさい、カルロス、あんたに訊くけど…」
と、リネが言いかけた。
「…やっぱ、何でもない。」
リネがまた言った。
「それなら、戦うぞ!」
ルーキングが五人に叫んだ。
「分かった!」
返事をし、六人は戦闘の態勢に入る。
「来い…!」
カルロスは二本の剣を抜いた。
「行くぞ!はあ!」
ルーキングはナイフでカルロスを斬りつけた。
カルロスは黙々とルーキングに反撃した。
「やっ!」
「えい!」
デストロイヤーとスララーは矢を放つが、カルロスは辛うじて避けられた。
「…τηδσν…ファイアボール!」
エミが呪文を唱えると、三つの火の玉がカルロスに向かって行ったが、
「…αδητσ…ウォータースマッシュ!」
カルロスがそう呪文を唱え、三つの火の玉を消し、六人を押し潰した。
「これじゃエミの攻撃が通じねえぞ!!」
ルーキングが叫んだが、
「大丈夫!…γστδ…マジックウォール!」
ルルが六人の周りに、見えない魔の壁を造った。
リネがナイフでカルロスを斬る。
「クッ…中々手強い相手だな…だが、まだこれからだ!」
カルロスがそう言うと、幻影が見えるほどの速さでリネを無数に斬った。
「きゃあッ!!」
リネが悲鳴を上げて倒れた、が、意識はある。
「…δντη…キュア!!」
ルルがリネの傷を癒した。
「あ、ありがと…。」
リネが言うと、
「くっ……?おい、お前、そのナイフ、何処で取った?」
カルロスがリネを指差しながら訊いた。
リネは、しばらく黙っていたが、
「魔物が落としてったの、それで?」
リネが答え、カルロスに訊いた。
「…いや、別に。」
カルロスが返した。
「じゃ、行くぞ!」
と、ルーキングは言い、カルロスに向かって走った。
「ッ!」
カルロスは水色の光に包まれ、何処かへ消えた。
「?何処行った!?」
ルーキングはそう言った。
「…そういえば、レオンはどうしてるだろう。」


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