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のこのお部屋。第77回。
343
:
185
:2008/11/03(月) 04:02:52
〜続き〜
どれだけ時間がたったのかな。
頭の芯がジンと痺れている。
夕貴:ぷは、ぁ・・・
ゆっくりと夕貴ちゃんが口を離した。
私は安心すると同時に名残惜しさを感じていた。
それを反映するかのように私と夕貴ちゃんの間は
唾液の糸で繋がっていた。
夕貴ちゃんは体はくっつけたまま、目だけは
私の目をじっと見つめていた。
夕貴:夕貴の気持ち、分かってくれた?
のこ:夕・・貴・・・・ちゃん・・
夕貴ちゃんの唾液であふれる口で、
なんとかそうつぶやいた。
夕貴:私じゃ・・だめ?
女の子同士ってやっぱり周りの目もあるし、
それに、それに・・
そうやっていろいろな理由を考えていると、
目の前の夕貴ちゃんの目から大粒の涙がこぼれ落ちた。
夕貴ちゃん、怖いんだ・・ 私、バカだ・・
あんなに勇気をだしてくれたのに、
のこ:夕貴ちゃん・・
私はそう言って夕貴ちゃんの腰に手を回して
体を引き寄せ、私の胸に顔をうずめさせた。
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