したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

チラシの裏 4枚目

77カッコいいと感じたセンテンス:2010/03/04(木) 15:48:38 ID:GpywBJTk0
「言い訳は無用だ」
シボースは組合長の抗議に耳を貸さず、再びアージェンテを見た。
「双方とも、よく聞くがいい。私はどちらの言い分もどちらの立場も理解しようと努め、
身勝手な主張を聞いてきた。だが、それはもうおしまいだ」
シボースは突き出した手をゆっくり握った。金属にひびの入る耳障りな音を発し、ミサイルが潰れた。
「バーロクの民は公平で正しい決断を要求している」彼はオビ=ワンを片手で招きながら、
先程より静かな声で言った。「私がその決断を下す」

―――『外宇宙航行計画』より
マスター・シボースの独演

「ここに君と君の配下にある全パトロール隊員を逮捕する」
カヴサランはにやっと笑った。
「ほう、君と誰がそうするのかな?」
これは完璧なタイミングだった。そしてマークロスにはそれを最もうまく使う才覚があった。
ラローンの後ろから大理石に装甲ブーツがあたる低い音が聞こえた。だが、その音がなくても、
彼にはわかったに違いない。扉の向こうからいきなり現れたストーム・トルーパーに驚き、
全員が頭と体を痙攣するように入口へと動かし、鋭く息を呑んで目を見はったからだ。
「帝国の名において―――」
ラローンは凍りついたような沈黙の中にそう言って、小型ブラスターを取り出した。
「全員武器を捨てろ」

―――『忠誠』より
脱走兵ラローンとカヴサラン隊長の会話

「艦長、我が旗艦の用意はよいか?」
ペレオンははっと我に返って、眼前の任務に注意を戻した。全艦の守備態勢は万全だ―――
区画内の各TIEファイターには全パイロットが配置され、待機中である。
「<キメラ>は提督の御指示を待つばかりです」
まさに正式なやり取り―――然るべき軍隊儀礼が銀河系全域に行き渡っていた頃の
ぼんやりとした記憶が甦る。

―――『帝国の後継者』より
スローン大提督とペレオン艦長の会話

ダーラは目を細め、舷窓の外を見つめた。すると突然、驚くほど巨大な戦艦の何層ものデッキをしるす、
小さな光の渦が出現した。くさび形の巨大な影の正体は、巨大な戦艦だった。
ダーラがこれまで見たどんな戦艦よりも大きい。
「信じられん」
ペレオンがつぶやいた。
「こんなに大きいのは<エグゼキューター>だけだ―――あれは帝国を破産させそうになったんだぞ」
「あれは何なの?」
クロヌスはダーラの反応に表情豊かな顔をうれしそうにほころばせた。だが答えたのはペレオンだった。
「スター・ドレッドノートです」

―――『ダーク・セイバー』より
ダーラ提督、ペレオン提督、クロヌス大佐の会話

つまり、共同指揮にしようという申し出は、フェル自身の地位と部下に対する面子を保つためなのだ。
チスの戦士の哲学にはとうていうなずけない部分もある。だが明らかに我慢できる面もあるようだ。
「はい、将軍。承諾します」
「よかった」
ドラスクはチャリクを上げ、目を光らせた。
「では、チス・アセンダンシーとハンド帝国に戦いを仕掛けるとどうなるか、ヴァガーリに見せてやるとしよう」
フェルはニヤッと笑って部下達を見た。
「そうですね」
彼は静かに言った。
「そうしましょう」

―――『生存者の探索』より
ドレッドノートの残骸内でのプラルドラスクレオニ将軍とフェル中佐の会話


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板