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チラシの裏 4枚目

502乃木平八郎 ◆sRu4/gQPQo:2014/09/07(日) 02:07:28 ID:LYZJcFO20
スカイリム内書物、『高まる脅威』第3章、第4章より抜粋

(前略)
その後の数年、帝国のありとあらゆる場所におもむき、サルモールのことを警告しようとした。
しかし帝国は、国内で起きたオブリビオン動乱の余波を収束させるために苦闘しており、遠く離れたサマーセットの問題に手を出す余裕はなかったのだ。
皇帝ユリエル・セプティムとその息子たちの暗殺、そしてマーティン・セプティムの自己犠牲
(サマーセット島とタムリエルすべてにとって本当の救世主だった!)とともに、帝国の政治は機能しないままだった。

総書記官オカートは新たな皇帝を指名するべく元老院を招集したものの、失敗した。
皇帝なくして権威なく、帝国のなかでもシロディールの力が及ばない地域は崩壊を始めた。
オカートは元老院憲章の条件のもとで、帝国の統治が再建できるまで支配者になることにしぶしぶ同意したが、彼はおおよそ強力な統率者ではない。
支配者オカートは、帝国を分裂させかねない不穏な動きを統制するために、称賛に値する努力をした。
そしてレッドマウンテンが噴火してヴァーデンフェルが破壊された時ですら前進を続けていた
(サルモールの破壊工作のようだが、この件で彼らの暗躍の証拠はまだつかんでいない)。
残ったモロウウィンドは、ひどい混乱に陥った。噴火の影響はブラック・マーシュですら感じられた。
いくつかの街道が破壊され、帝国軍の駐屯地も引き裂かれたのである。

次に起こった事態に備えていた者は誰もいなかった。

ブラック・マーシュにいるモロウウィンドと帝国の軍勢が、相次ぐオブリビオンの動乱とヴァーデンフェルの惨禍に翻ろうされていた頃、
サルモールはアルゴニアンたちを駆り立てて大規模な反乱を企てた。
ブラック・マーシュとモロウウィンド南部は蜂起したアルゴニアンを相手に完敗を喫したが、
サルモールもまたアルゴニアンに対する影響力を失った。

サルモールは終始、私の愛する故郷への支配を強めていった。
私が企てた陰謀により、オカートと連絡をとることになるまで、ほぼ10年の月日が流れた。
サルモールについて話したことのほとんどに、オカートは興味を持ったようだった。
彼自身がアルトマーだったこともあり、サルモールの脅威を認識できたのだろう。
だが間もなく、オカートはサルモールに暗殺された。

支配者オカートが暗殺されると、ストームクラウンの大空位時代が始まった。
元老院は分裂し、無慈悲な陰謀と裏切りの時代に突入した。ルビーの玉座を求め、多くの者が争った。
王冠を狙う者は多く、正当な主張がある者は少なかった。それ以外の者たちは、暴力こそが自分たちの拠り所だと考える愚か者にすぎなかった。
この混乱の時代に、激しく異常な嵐が何度も帝都を襲った。嵐の目となる者は、いつも白金の塔の上から、まるでそれが九大神の審判であるかのように見下ろすのだった。

(中略)

血にまみれた長い7年の後、タイタス・ミードという名のコロヴィアンの将軍が王冠を手に入れ、ストームクラウンの大空位時代は幕を閉じた。
タイタス・ミードなくして、今日の帝国はないだろう。彼は賢明で有能な統率者であることを自ら証明し、スカイリムでさえ彼を皇帝として承認した。

(中略)

サンホールドのレサニルは自費でこれらの本を発刊して帝国中に配ったが、その後すぐに非業の死を遂げた。
レサニルの死については、サルモールの暗殺者によるものと考えるべきだろう。

プラキス・エラトゥイム、帝国の歴史学者


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