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チラシの裏 4枚目

501乃木平八郎 ◆sRu4/gQPQo:2014/09/03(水) 19:19:49 ID:Wq.2UwaM0
加古「あたしさ、早く飛んでみたいんだけど!」
んー、わかった
加古「エンジンの付け方わかったんだしイケるイケる〜」

―岩川基地飛行場 使用機:九七式艦上攻撃機―
今回は始動機搭載トラックを使ってエンジン始動までをカットします
加古「前回もそれやりゃよかったじゃん」
うーんこの えい(グイッ
加古「はいはいはいはいわかったからァ!」
―数分後…―
今回の特別教官は前回の二人にプラスして、飛龍、赤城さん、あかぎさん、加賀さん、龍驤の空母娘5人にもバックアップしてもらってます
加古「飛行機の扱いに関してはあの5人のほうが詳しいだろうしねえ ってなんか外でルーデルさんが合図してるよ」
あれはチョークを取ったって意味のサムズアップ 確認したらサムズアップで返します
スロットルをちょこっとだけ入れて滑走路まで進むよ このとき曲がるのは足元のラダーペダルを踏んで行います
ただしこの時ラダーで曲がってるのではなくて、ランディングギアを曲げて曲がってます
加古「ラダーペダルはランディングギアのいわばハンドルなんだね」
そういうこと で、離陸許可とか貰わなきゃいけないんだけど今回はこれも省きます
次にフルスロットルにする前に高揚力装置(以降フラップ)を最大まで開きます
イメージとしては主翼根元の一部分がバクッと下に降りる感じ ドーントレスとかだと赤のフラップが綺麗だよ
加古「でもこれじゃ飛行の邪魔になるんじゃ…」
低速度でも揚力、空に浮く力を産むには抵抗とそれを打ち破る力(推力)が必要なのね
今回は抗力、抵抗の力をフラップを出すことによって産んでいます
そして推力は…こうやって産むわけです フルスロットル!
加古「おお、動き始め…なんか左によってない!?」
これはプロペラ機・ヘリコプター特有のトルクの作用と反作用によるものね
エルロンやラダーを使ってまっすぐに調整しつつ飛ぶ機会をうかがいます
機体の後ろが浮いて後ろに傾いていた機体がまっすぐになってもまだ我慢
速度計を見て100ノット(大体200km/h)を越えたあたりでゆっくりと操縦かんを引きます
これで離陸完了と相成るわけです
加古「おお、浮いた! で、気になったんだけどトルクの作用と反作用って?」
まずトルクから、これは回転の話で話すと長くなるんで割愛します
次に作用と反作用、これは台車に乗って壁を押したとき(作用)に逆に自分が壁に押されて(反作用)動いてしまうことを言います
これが回転で起こってるのね 飛行機のプロペラはほとんど右回り、つまり左に反作用が働いてなにもしてないのに左に傾くってわけ
そしてこれが飛龍、赤城の2隻しか左艦橋を持つ空母がない理由でもあります 反作用で艦橋にいちいちぶつかってたら空母沈没してまうからね
(他にも左艦橋左煙突が後方に乱気流を産むなどの説あり)
加古「もしかして九七式艦上攻撃機の魚雷が右よりについてたのって反作用を抑えるため?」
そういうこと、ちなみに反作用は低速になればなるほど強くなります

といったところで2回目の講義を終了します
加古「着陸しなくていいの?」
三回目があったら着艦するつもりだから大丈夫(ニッコリ)


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