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チラシの裏 4枚目

428俺的アレンジの入ったロックマン1 第12話 1/4:2012/04/26(木) 23:54:23 ID:KYOvfzNQ0
「まさか敵がこんなものまで用意しておるとは…!」


壁の縁に立つロックマンめがけて飛行ロボットは
容赦なくエネルギー弾を撃ち出して来る。
「わ、わぁ…!?」

とっさに跳んで避ける。
今度はロックマンの頭めがけて飛んで来たので顔を動かし…かすめる程度にとどめる。
「っ…!」

このままでは蜂の巣になるのみ。
「たぁぁぁぁ!!」
バスターにエネルギーを集めるが……


「待つんじゃ、ロックマン!」
ライト博士がロックマンを呼び止める。
「…?」
ロックマンはバスターに手をかけたまま立ち止まった。


「ここから第二棟に行くにはどうすればいいか解るか?」
「下に落ちてからではないんですか?」

それでは危険なのは解っている。だがそれ以外に…
いや。博士の言わんとすることはロックマンも半ば理解していた。
「この空中ロボットを渡り行くんですね?」
「そうじゃ…。 やってくれるな?」

どの道このままだと壁を降りている間に蜂の巣。
ロックマンは…決断した。



「たぁぁぁ!!」
近くに寄ってきたメカの下部プロペラ部分にバスターをかすめる。
チュンと音をたて、ロボットがゆらゆらと動きこちらへ寄ってきた。

ただちに落ちないが制御の利かないこの状態こそがおそらくベストだ。地面を強く蹴り…飛び出す。
そして光の弾の飛び交う青空に飛び上がり、オレンジ色のその機体をガシリと踏みつける。
「はぁ!!」
続けて寄ってきたメカを踏みつけ…あともう一機。跳びだし3台目の機体に手をかけ登る。
そしてそこから柱に一時着地。
今度は360度何もない柱。エネルギー弾の雨がロックマンを包囲する。


だが彼にはまだこの手もあった。
「ローリングカッター!」
バスターからカットマンの武器を高速で撃ち出し…
今度は敵のボディに引っ掛け、ローリングカッターの特性でこちらに引き寄せる。
後は同じだ。足場にしたメカを蹴り、次のメカへ、次のメカへ。
立ち止まっている暇はない。エネルギー弾はひっきりなしにロックマンを狙うのだ。


プールタワー第二タワーへ降りたロックマンはまっすぐ下へ降り…
冷え切った最下層をビッグアイを避けつつ大型冷却装置へと進んでいった。

「アイスマンとの戦いじゃが…大丈夫だな、ロックマン」
アイスマンといえばロックマンの兄弟の中で最も幼いデザインのロボットだ。
カットマン以上に小さなそのボディにこれからロックマンは…風穴を開ける。


「…」
戦闘能力としては確かロックマンより低い最低のものであったはず。
カットマン、ガッツマン、ボンバーマンを相手に勝利を収めた今の彼の敵ではない。
確信を持ってロックマンはシャッターを…潜った。


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