したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

チラシの裏 4枚目

380俺的アレンジの入ったロックマン1 第9話 3/3:2011/06/20(月) 02:12:53 ID:yD26SrFw0

追いかけても相手にそれ以上のスピードで距離をとられるのみ。
そして、こちらに近づく気配はなく、自ら逃げる意思も感じない。

距離からいって、ローリングカッターは届かない…

仲間を呼ぶ素振りを見せなければいいが…
思いながら跳びあがり、バスターを発射した。
「!」
「ギッ」
即座に反応…跳ぶのをやめバスターを放ち、また飛び跳ね始める。

「…」
「う!!」
今度は膝を撃たれた。

まるで遊ばれているかのよう。
…こんなに性能の高い戦闘用ロボットが存在していたとは。

「…博士、能力値の計測をお願いできますか?」
「…うむ」

暫く黙っていたライト博士が漸く口を開いた。
「どうやら上回っているのはスピードのみのようじゃ
 知能はもちろん攻撃力、耐久力共にお前を下回っている
 数体のみならば力押しでなんとか出来るじゃろう…。」

「…博士?」
「いや、なんでもない……急ぐのじゃ」

まずは先へ進むのが先決。
バスターを放ちロボットにかわさせながら先へと進んでいく。

「ギッ!!」
段差を物ともせず、後退し続ける…
そして、狭い通路に追い込んだ所で撃ち合いになる。


「ギギッ…!?」
「はぁぁぁぁぁああああ!!!」
火力、弾数、耐久力に物を言わせ。
膝に、腕に、肩に弾がかすりながらも
ロックバスターは戦闘用ロボットのシールドを貫通…その目立つ単眼へとバスターを撃ち込み、
破壊することに成功した。

「さっきはすまなかった
 その通路を行けば高エネルギー反応は目の前じゃ」
「…はい」


ライト博士は先の量産型戦闘用ロボットのことが気にかかっていた。
あれはほぼロックマンと同じ原理で動いている…
そんなロボットをワイリーが開発し量産化にまで漕ぎ着けている。
…同じくロボット開発の道を歩む者同士の偶然か…
或いは…。


…そんなことを考えているうちに、ロックマンは目的地である倉庫へとたどり着いた。
「……ここは…」
巨大なビルの裏口から入り、梯子を降りた先の広大なスペース。
爆弾が大量に積まれているかと思いきや、がらりと空いたまま。

また荷物を積み込んでいたのか?
これは一体……。
そう思っていると、背後から気配がした。

とん、とんと何か重いものを手の上で弄ぶ音。
導火線の音。
火薬の匂い。

「爆弾の扱いには注意、ってな
 邪魔なモンは全部片付けてあるんでい。」


手に持ったそれを…しっかりと握った。
「よく来たなぁロック。今度の相手はオレっちだ」
「ボンバーマン!」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板