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チラシの裏 4枚目
363
:
:im@s fantasy9 第三章 第六十三話 1/2
:2011/05/23(月) 00:18:21 ID:PpOTu0dg0
貴音の消えたアレクサンドリアにて…
「黒井!! …黒井!聞こえるか」
響という少女は空に向けテレパシーを送る。
それが伝わった先は…。
マグマとは違う、禍々しい深い紅の穴を見下ろす部屋…
空に浮かぶ巨大な目、インビンシブルの中だった。
「…そうか」
重厚な漆黒の鎧を身にまとった、中年の男性が姿を現す。
「彼女は生きていたか。」
コツリ、コツリ音を立てながら彼は目へと近づく。
「響君、ご苦労。戻りたまえ
…そろそろ始める …ああ、変えんよ」
そして黒井は腕を高く持ち上げると…
「少し身の程を弁えてくれなければならない。貴音君も…彼女も。
どの道、ここで倒れる程度の者ではない…響君、君と違ってな」
インビンシブル全体が大きく揺れ始める。
膨大な魔力が黒井の手からあふれ出し、インビンシブルに動作を促す。
そして
「その名、覚えておこう『美希君』」
手を下へ下ろした。
「あ、あれは…!!」
千早の目に、信じがたい光景が映った。
暗雲の切れ目から現れた赤き目が巨大な光を放ったのだ。
「……あ…ああ…!?」
その先はアレクサンドリア城。
その瞬間、鼓膜が轟音に劈かれた。
城が真っ直ぐに光に貫かれ、アレクサンダーの白銀に輝く体が軋み、割れ……崩れていくではないか。
伝説の召喚獣が…
城が…
雪歩王女が…
こんなことが…。
「わ、わ、きゃぁぁぁ!?」
美希が体を大きく叩きつけられる。
…だがそこはどうやらアレクサンドリア城だったようだ。
飛空艇が粉々に粉砕されていた…
「みんな…!?」
そこにはあずさとサイネリアがいた。
「…今ので皆頭を打ったみたい
アタシらも脚をやられてる…
けどなんとかしてアタシとコイツとで皆を逃がすから」
コイツ、とはあずさのこと。
「美希ちゃんは亜美ちゃんと雪歩ちゃんの所へ行ってあげなさい!!
絶対に死なないで…!」
あずさもこの状況では龍騎士の力も使えない…
せっかく到着したのにもう何も出来ない。
あずさはビビとやよいを、サイネリアは高木を掴み脱出する。
「…行ってくるよ」
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