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チラシの裏 4枚目

356俺的アレンジの入ったロックマン1 第4話 中:2011/05/17(火) 00:16:05 ID:CzL/bmJg0
「あれはブラスターというもので
 範囲内に入った者に対して4つの角度で弾を連射するものじゃ
 砲身はモロいがカバーの硬度が高い。弾を発射し始めた瞬間に叩くのじゃ!」
「はい!」
再度動き出したところを真横からバスター。
炎を上げる。

「この一帯にはブラスターとスージーが配備されているようじゃ
 危険なものだからお前が破壊しなさい」


「スージー…?」


見ると、赤い何かがロックマンに向かって飛んできた。
「わ!?」

逃げながら2発、跳びながらバスターを1発放つ。

「……」
一段高い位置へ避難。
「あれは…」

大きさにして人の上半身ほど。
赤い4つの吸盤の中心にアイカメラが一つ。

「あれはくっつきスージー。侵入者を阻むロボットじゃ
 直線移動で上下左右に壁から壁へ飛ぶもので
 小型ロボットとしては非常に耐久力が高いことで知られている」

通りでバスターを3発撃っても破壊できなかったわけだ。
「厄介な敵じゃ 長くなるかもしれないが全て破壊して進むんじゃぞ!」
「はい…」


ブンビーヘリは少数であり、
この区画の主力はあくまでスージーとブラスターであった。
はしごを登りながら、跳びながら、動きを避けながら確実に仕留めていく。
相手の行き先、次の瞬間のスージーたちの配置、ブラスターの発射から発射までの間隔などを
計算しながら。


「屋上に上がりました!」
「よし、中腹まで来たな」

スージーとブラスターを駆除しながら敵の占拠するビルの中間地点までやってきた。
なんとかこのペースで行けばこの塔のメカは全て破壊できそうである。
…と思っていたら。


「!!」
バルコニーに設置されていた機械から
大きなハサミが飛び出してきた。
「ぅ…」
1つではない。2個、3個、4個、5個…
じゃらじゃらとハサミが大量に飛び出してくるではないか。

ロックマンは肩を切りつけられてしまった。
一瞬で飛び退いた上、運よく切りつけられた箇所はバスターのない左腕で傷が浅かった。


「…」
ガシャンガシャンと目の前にハサミの山が出来ていく。
なんとかハサミの出るタイミングを見計らいくぐり抜けるが…。

「あのカッター、確かカットマンの…」
「あの装置はコピーマシン。これはロボットそのものは複製できんから
 カットマンは自分のローリングカッターをこの機械に通し、ビル中にばら撒いているのじゃな」

弟に敵意を向けられた現実を噛み締めながら、スージーとの戦いは続いた。


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