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チラシの裏 4枚目

351俺的アレンジの入ったロックマン1 中:2011/05/14(土) 00:03:25 ID:TexB3Bkg0
「エレキマンの電波により狂わされているようじゃ
 初めての実戦じゃ 準備はいいなロックマン!?」


その形は、黄色い半球型のヘルメットのようだった。
「確かメットール…」


「汎用型作業用ロボットの傑作とされるもので
 最近増えているようじゃな …油断はならんぞ」



ロックマンは右腕に左手を添える。
そして右脚を前に、そして後ろに下げた左脚で地を踏みしめる。
これが今の彼の戦闘体勢だ。

じりじりと相手を睨み、その時を待つ。
「メトッ」

メットールが…顔を上げた。

地面にべたりとついた、柔らかな真っ黒な顔
生気の薄い大きな二つの目
そして両目の間の下……小さな口が開く。

エネルギーが集中し…
口をすぼめる動作と共に熱の弾丸が放たれた。

「はぁ!!」
こちらもバスターを放つ。
腕から光の弾丸が放たれ…目にも止まらぬ速さでメットールへと向かっていく。
全身に、発射の反動を感じながら。



「うっ!!」
バスターはメットールの弾丸を消すことなく交差。
ロックマンの脚を掠めた。

そしてメットールはというと…
ガツンという音を立て、バスターを跳ね返していたのだった。

「う…」
「ロックマン。メットールが顔を上げているのはほんの僅かな間、攻撃の瞬間のみじゃ
 お前はその瞬間を狙い、相手が弾を放つ前に相手に弾を命中させねばならん」


「…はい」
返事はした。

だが考えてみると難しい。一体どうすれば………


集中する。
もう一度、バスターを掲げる。


僅かな音、僅かな動きを見逃さないように。
メットールは…傑作とはいえ世界的に量産されている、汎用ロボットなのだから。

出来るはず。難なくこなせなくては弟達には…

じりじりと詰め寄る。
「は!」

ガツン。
…メットールは今度は顔をあげることをやめた。

「…」
声で気づかれたのだ。


「はぁぁぁ!!!」
思い切って連射してみる。
ガツ、ガツ、ガツン。

…音を立てて全て跳ね返される。そして
「メトッ」
「う!!」
エネルギーのリロード中を狙って顔を上げて撃たれた。

やはり地道に行くしかない。



「はぁ…」
一度バスターを下ろす。

沈黙。どうすれば勝てる?どうすれば相手の隙を突ける?どうすれば相手の動きを見ながら相手より早く動ける?


…カタッ。
「!!!」
その瞬間。

反射的に …体が動いた。


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