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チラシの裏 4枚目

29im@s fantasy9 第二章 第三十八話 3/5:2010/01/13(水) 03:20:25 ID:8SKCPT3I0
「声が出ないようね…喉元か、はたまた心臓に達したか」
次の行動を予測…ビビに向かい『マジックハンマー』。
「うわ…!!」
魔力を奪う行動…『ブリザラ』による消火を阻む。

「う、ぁぁあ…!!」
美希は炎の中に飛び込んでいた。


美希の体に炎が燃え移る。
火だるまになりながら…炎の壁を超え、ドリルの元へ。
「…み、…きちゃん」
腹の辺りを激しく抉られたドリルの姿がそこにあった。

「…これ…!」
ハイポーションを投げる美希。

ドリルの傷は回復するが…髪に、服に…燃え広がる炎。
「う…!!」

瞬く間に炎にまみれてしまう。
「美希ちゃ……!!」
ドリルも声が出せない。


万事休す…そう思われたとき。

「『アクアブレス』!!」
背後から、強力な水が噴射される。
やよいだ。

「慌ててて、この青魔法があることに気づかなくって…ごめんなさいぃ…!」

命までは奪われずに済んだものの、黒い煙をあげ美希はその場に倒れてしまう。
ドリルも。


「消火なら私がしようと思っていたのに」

追撃に用いるは魔力のこもった、特殊な水の塊を叩きつける魔法『ウォータ』。
「きゃぁぁ…!!」


「抵抗したらその足元の斧で手首をやるわよ」

「あぁぁ!」
そこにビビの杖。
「…」

痛くもかゆくもない。
「子供は子供同士…」
投げる。

「そこで水と戯れていなさい!」
尾崎はウォータを指先から発射、やよいとビビを滝へと押し流す。


「それじゃ…」
ドリルの胸元にかけられたペンダントを掴む。

「…待っ…て、下さい…!」
ドリルはその手を掴み立ち上がる。


「…」
尾崎は斧を振り下ろし、ドリルの肩を切り裂く。
「…!!」

だらりと下がる腕。深く深く切り込みの入る体。激痛で意識が朦朧とする。
「散々沢山の人を不幸にさせておきながら、その目はないわね
 あなた達の姉妹喧嘩のせいでどれだけの人が不幸になったと思っているの
 まるで自分が正しいような目をして…!」


斧を投げ、はたく。
「目障りなのよ」
「ぐふっ…!」
首を絞める。
「許せないの…!」
「ぁ……」

「や…め…」
美希は火傷だらけの体で起き上がる。

「!」
その美希を蹴り飛ばす。



「やめて!!」
トランス。


「……」
尾崎はペンダントを掴みドリルを壁に投げ飛ばし、傷を再生し立ち上がった美希を睨む。


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