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チラシの裏 4枚目
28
:
im@s fantasy9 第二章 第三十八話 2/5
:2010/01/13(水) 03:18:48 ID:8SKCPT3I0
「確か今、トレノ演劇界にその名を知らぬ者はいない
トレノ貧民街の出の、876劇団の絵理の担当コーチ…
今回のことが起こる前から、ちょっと律子ボスから目をつけておくように言われてたの」
尾崎は人2人分はあろうかというサイズの槍を引きずり歩いてくる。
「絵理だけでなく私のことも覚えてくれてるとは感心。
確かに演劇であなたを敵に回すと怖そうね…いいものを感じるわ」
「…襲った理由を話して!」
尾崎はその言葉に答える前に槍を振り投げた…
「ドリル!!」
…ドリルに向かい。
この重量に勢い…捌き切れない。
美希はドリルの手を引っ張り後ろへ。
「何するの!!」
フォッシル・ルーを揺るがす衝撃。
しかしそんなことより。
「…どうしてドリルを襲うの!!」
美希の怒りは頂点に達していた。
「ならその子のお姉さんに聞くわ、『どうして絵理を襲ったの』」
「!?」
攫われた絵理、目の前に現れた尾崎、狙うはドリル。
…美希も一発で勘付いた。
…ドリルも。
「いいよ、美希ちゃん。…私一人で、この人を説得するから…」
しかし。
「ま、事情なんてどうでもいいのよ」
尾崎は話を聞こうともしなかった。
「何をここで話そうが絵理が助かるわけでもない。
『ペンダントを』『お渡しします』それ以外聞きたくも無いわね」
春香は、国宝のペンダントと絵理の身柄を交換すると持ちかけたのだろう。
「…ドリル。このオバサン、言って解ってくれる人じゃないよ」
「口には気をつけることね。」
『ブリザラ』により土床一面を氷が張る。
「何ならその色白な王女の首を掻っ捌いて」
ドリルの足元に『サンダラ』。
「!!」
天井から雷が落ち、ドリルの足元を襲う…身動き一つ取れなくなる。
「皮を剥きバラバラにして見せ付けてやってもいいのよ」
『ファイラ』の炎の壁で、動けぬドリルの周りを猛火に囲う。
「この…!!」
美希の体が動いた。
「この斧でね!!」
刃渡りだけで人間の胴体はあろうかという巨大な斧を振り投げる。
「やぁぁぁああ…!!!」
「ドリルっ!!」
炎の壁何の先…が起こっているかはわからない。
…だが、…確かに悲鳴と…美希の首筋めがけて吹き飛んできたのは真っ赤な血。
動けぬドリルに、斧が当たったのだ。
「ドリル!!ドリルーー!!」
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