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チラシの裏 4枚目

233im@s fantasy9 第三章 第六十二話 2/3:2010/06/15(火) 02:46:21 ID:Os6KehOI0
「ゆきぴょん!!」
「え?」
たどり着いたところに、空から現れたのは亜美だった。


「あ、亜美ちゃん…あの、そのコレは…」

バハムート襲来、霧の魔獣達と千早真の戦い、
リンドブルムの侵攻、クリスタルの光に伴う城の変形。


何から話していいやら全くわからなかった。


「と、とにかく!今は大変かもしれないけど
 亜美達にはしなきゃならないことがあるんだよ!!」

「そもそも亜美ちゃん一体どこから」
「いいから!」


「今始まろうとしているのは召喚士の宿命…
 伝説の『アレクサンダー』の『聖なる審判』だよ」
「…?」
首をかしげるだけだった。

「4つのクリスタルはこのときのためにあったの!
 この光が現れたとき、召喚士は召喚獣に呼ばれてるの!!」


「じゃ、じゃあどうすれば…」
「ま!そこはマダイン・サリで今まで育った亜美に任せて!
 ほらゆきぴょん、まず手を出して」

「う、うん」

屈む必要まではないだろう…背は5cm差、美希と変わらない。
手を合わせる。

「なんか心が落ち着くね…」
「その調子!
 そんで、心の中で亜美の言葉に続けて念じて!」
「あ、はい!!」


クリスタルの光が強くなる中…
二人は詠唱を始める。
「我らの守護神よ 大いなる守護神よ」


「此の地の光が途絶えし 此の地に闇が訪れし」

二人の精神波が、二人の中心で輪を結びはじめる。


「我らの守護神よ 聖なる守護神よ」

輪は二重、三重、四重…次第に大きく、影響を及ぼし始める。

「神に仕ふる者の祈りを聞き届けたまえ!!」



そして祭壇から、城全体を覆うほどの巨大な波動が放たれた。
バハムートの勢いが止まった。







「…」
遠くで、貴音はニヤリと微笑みを浮かべた。

「あ、あれは…」
千早が城を見るとそこには…

巨大なアレクサンドリア城を覆う、純白の翼。
その中から…巨大な召喚獣が姿を現した。

それは巨大な鎧のような…機械のようなその姿。

絶対なる審判を下す存在…聖なる召喚獣。


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