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チラシの裏 4枚目

230im@s fantasy9 第三章 第三十七話 4/4:2010/06/12(土) 02:37:22 ID:ICz1rZao0
脚を引き抜く。
脚から血を流しながら、雪歩はひたすら進み続ける。



広間に出た。
だがもう逃げられない。

…そう思われたときだった。



「…!」


胸元のクリスタルが輝いた。
「え…」



「うぉおぉおあああ!!」
謎の光に阻まれ、リンドブルム兵達が転んだ。


「…これは」


ギィィィ…


広間の奥…屋上へと繋がる扉が開け放たれる。
「これは…」



剣を構えた、2人の兵士の像が立ち並ぶ階段。
先へだけ進めと言わんばかりに、雪歩が像の間を通るたびに、兵士像が剣を交え、後に続く者を防ぐ。



「…」
脚を引きずり、片足で階段を登る。



屋上。ここで何があると…そう思った瞬間だった。

「……え…」

城が…まるで機械のように、変形を始めていた。



「……これを、登ればいいの…?」
城の上層が変形…上へと持ち上がる。
そして、更なる階段が現れている。



一歩一歩登る…アレクサンドリアの街を一望する巨大な展望台のような場所へとたどり着く。
「…ここは……?」

燃え盛る城の最上階。
辺りを見回しても誰もいない…と思った、その時だった。


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