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チラシの裏 4枚目

222im@s fantasy9 第三章 第六十話 1/3:2010/06/07(月) 04:11:42 ID:p11sUdjg0
「はぁ…  …真…   真ぉ……?」


息を切らせた千早は、霧の魔獣を追い払った後に辺りを見回すが
そこには誰もいない。

「…はぐれた、みたいね」
解っている。そんなことを言っている場合ではないと。


霧の魔獣の気配はないが…千早は、見ていない地域を当たることにした。




「…!」
尖った鎧の、斧を持った兵士の一団が町を走っていく。


どうやら加勢の、リンドブルムの兵士達のようだった。
「…リンドブルムの戦士達よ、我らがために加勢頂き、感謝します!」


「…………」
「…………」

その言葉に反応せずに、兵達は城へ向かっていく。


「…」
何か不審な点があった気はしたが、気にしている場合ではない。
千早は町を行く。










「メガフレアはまずまずでしたが…
 霧の魔獣は思ったほど人を殺していないようですね…つまらない」
貴音は広場の石像に腰掛け、事態を眺めていた。




「…まぁ、希望を与えておくのも良いことでしょうか
 …おや」
路地裏から、一人の少女が現れた。

「…」
黒い髪、小柄な身長、色黒な肌。異質な感じのする少女だった。



「…?」
貴音は、自らの前に立った少女を不可思議に思った。
聞こえないはずの声で少女に話しかける。


「あなたはこの石像を見つめているのか、それとも…」




炎に照らされ明るいその広場は…少女に影を作る。
その瞬間。
「…!!」

ドスン。

凄まじい力でディアボロスへ向けエネルギーの爆発が起こった。
ディアボロスは翼でガードする体勢を取るが・・・
「っ!!」
威力を増した二発目には耐え切れず…無数の蝙蝠になっていった。


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