[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
チラシの裏 4枚目
218
:
im@s fantasy9 第三章 第五十八話 2/2
:2010/06/07(月) 02:07:48 ID:p11sUdjg0
「た、大変です!! きょ…きょきょ、巨大なドラゴンが街に火を…!!!」
「ええっ!?」
雪歩女王は飛び起きるが…
「これは…!!」
思わず目を疑った。
バハムートが空高くから、炎の球を雨あられと降らせているではないか。
天から目にも止まらぬ勢いで落下し、家々を粉々に粉砕し…道に大穴を開けていく炎の球。
「バハムート……」
それだけではなかった。真の部下が駆け込んでくる。
「女王様! 城下に奇怪な魔物が徘徊し、人々を襲っております!!」
「特徴はわかりますか!?」
「棘の多い殻を背負った虫のようなもので、脚がモゾモゾと動き、目が沢山の…」
雪歩にはすぐに解った。
「…霧の魔獣…!!」
「恐ろしく強く、凶暴でまるで歯が立ちませぬ!」
「…対抗できるのは真隊長と千早将軍くらいのもの… 人々を一人でも多く助け出し、避難させてください!
霧の魔獣と遭遇しても戦わぬよう心がけてください!」
「はっ!!」
指示を出す。
「私も…戦わなくちゃ」
両手を重ねる。
「シヴァ…イフリート…」
その両手それぞれの指にはめられた指輪、トパーズとオパール。
その力を最大限に使い、召喚獣の王に挑む。
「召喚・イフリート!!」
アレクサンドリアの空を突っ切り、また一つ炎が落下する。
炎の球となり、身を縮こまらせたイフリートが城めがけ飛んで来たのだ。
「ふんっ……!!」
魔法的存在である召喚獣の、物理的な衝突。
プロテスとシェルを両方かけた上で魔力の壁を作り、イフリート召喚による被害を減らす。
「ぉおおおおおおおおっ!!!」
巨大な耳を持った獣人の姿をした炎神イフリートは…
「ぬ… …ぐおおおおおおおおおおお!!!」
一瞬、目にした相手に怯んだ後、バルコニーから飛翔、バハムートへと向かっていった。
「召喚・シヴァ!!」
今度は自らの体の中に召喚を行う。
杖を天に掲げると、雪歩の体を中心に吹雪の渦が発生。
そして足元からどんどんと大きな氷に覆われていく。
精神が統一される。
そして…目を開ける。
「いきます…!」
真っ白な肌に、蒼白の氷のドレスを身に纏った、シヴァと融合した雪歩の姿がそこにあった。
「どれだけ食い止められるかな…」
「ゴゥゥゥウウウウウ…」
イフリートと並び、アレクサンドリアの空でバハムートと対峙する。
「…」
恐ろしく巨大な竜王。
果たしてこれを、シヴァの力とイフリートの助力で倒すことは可能であるのか…。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板