[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
チラシの裏 4枚目
207
:
im@s fantasy9 第二章 第五十四話 2/3
:2010/06/03(木) 02:42:25 ID:VtqHco6Y0
「…え?」
ドリルは目を疑った。
有り得ないものがそこに現れていた。
灰に染まった空の中心に、目が現れていたのだ。
巨大な…とても巨大な、一つの目。
「ん…?」
春香も気に留めていなかった。
…ドリルは覚えていた。
…あの目にはいつか会ったことがある。
そう
12年前 マダイン・サリを離れることになった、あの日。
…マダイン・サリを滅ぼしたのがあの目であることを。
「四条さんが…あの召喚獣を従えていた!?」
「ゆきぴょん、何言ってるの…亜美、あんな召喚獣見たことないよ…」
「え?じゃあ…」
聞くまでもなかった。
「よく見ておくことです」
貴音は海を離れ…一行の傍に来ていた。
「雪歩殿。貴方の希望が一つ潰える時を。」
その瞬間…背筋が凍りついた。
目が、歌ったのだ。
人とも、獣とも、機械ともつかぬ呪いのメロディを。
不協和音。
大気が歪み、海が踊り、地に亀裂が入る。
「さぁ、バックコーラスも加わりますよ」
「あぁああああああああああああああ!!!」
「ああああああああああああああ!!」
「やあああああああああああああああああああああああ」
「ぎゃああああああああああああああ!!」
「うあぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
人々の悲鳴。
一体何が起こっているのか。
…人だけではない。バハムートさえも、もがき苦しみ始めたではないか。
ドリルの隣に貴音が現れた。
「…何をしたんですか…」
「さぁ。」
「何を!!」
「…あなたは、いい目をしていましたよ 今の今まで… …気に入りました」
言った瞬間…。
そしてメロディは突然止むのだった。
「………!?」
「罪な方…あなた達から全てを奪いたくなる」
そして海を向いた。
「『バハムート』」
手招きすると、バハムートが向き直り、突然貴音の方へ静かに羽ばたいてきたではないか。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板