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チラシの裏 4枚目
206
:
im@s fantasy9 第二章 第五十四話 1/3
:2010/06/03(木) 02:40:54 ID:VtqHco6Y0
巨大な翼、鋭い角、爪、牙。何者より硬き黒き鱗…
強大なる最強の召喚獣を前に
「…美しい。」
貴音は恍惚の表情を浮かべていた。
「最強の召喚獣の手で最期を迎えなさい!!『メガフレア』!!」
春香の合図で、それは口に膨大なエネルギーを集中させ始めた。
空間が歪む。
ひとたび当たればたちどころに海さえ蒸発させるような、熱気…光。
荘厳なる竜王の顔が覆われる。
そして…
「ふふ」
放たれた。
銀竜が陸を離れた数秒後に着弾…陸地を削り取り、空中でそれを昇華させ、海さえも枯らす。
「ふふ、あははははは!!逃げろ、逃げろ!!逃げろ!!!逃げろ!!!!!」
春香は笑いが止まらない。
先ほどまで我が軍を圧倒してきた彼女が、逃げ惑っているのだから。
当たればイーファの樹といえどひとたまりもないだろう。
次々に放たれたメガフレアを貴音は避け続ける。
そのたびに山が崩れる、大地が溶ける、海が割れる。
天変地異…生きた災害。カタストロフィ。
兵士達も、起きていることが信じられぬようだった。
春香の笑い声だけが、メガフレアの轟音に消されていた。
「勝負あったな…」
美希も思っていた。
「うん…やっと気づいてくれたんだ 四条さんが全て悪いってこと」
「…本気で言ってるの、ゆきぴょん…」
「…え?」
ドリルは笑顔だった。
だが。
「十分です」
貴音の一言と共に、その禍々しき期待もすぐに崩れることとなる。
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