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チラシの裏 4枚目

201im@s fantasy9 第二章 第五十二話 2/3:2010/06/03(木) 01:19:33 ID:VtqHco6Y0
「まさに今日という日のための美しい青空…
 私がこれまでの偽りの仮面を捨て、新たなる私を知らしめる日。
 …今から笑いを堪えることが出来ません」

そしてその上に貴音…霧の大陸の戦争の黒幕が…。



「…イーファの樹の…幹の上の方に行ったよ!!」
ビビは暗闇で見えぬ目をこらす。


「葉のちょっと下辺りか…」
「あれ葉っていうのかな…?」

そして一行は根を渡る。



「結構近づいたつもりなんだけど…」

幹の近くまではやってきた。
だが…昇る術がない。



「……………」
ひとまずサイネリアに何とかならないか視線を送る。



「何でアタシに」
「いや、力ならありそうだなと思って」
「アンタたちほとんどアタシより背高いデショ!!」

「…けどどうかなー ドリル一人ならミキがおぶって行けるけど他の皆は……」
「…」



「…ここで戦うメンバーを決めておくってのはどうデス
 アレクサンドリアとの対決もありマスし、4人くらいで」



「…仕方ないね」

だがメンバーは選ぶほどでもない。
美希とサイネリアは戦闘要員。ドリルは召喚がある。
「残り2人…」

「白魔法が使える亜美に…幅広い戦い方の出来るやよい、安定したダメージを与えられるビビ。」

時間はない。直感で選ぶこととなった。
「……やよいかな、いざって時の力が強いし」
「わかりました!!頑張りますね!!」


「それでこの4人だけど…ミキはやっぱりやよいをおぶるよ
 サロゲートさんは普通に昇って。ドリルだけど…」
笛を吹く。


「呼びましたかーーーーーーーーーー!!!」


地の果てからアイが現れた。
「アイの力ならドリルをおんぶするくらい簡単だよね?お願い!」
「雪歩先輩をですね!はい!解りました!!!」
「え?あの、こんな小さい子に…ひゃああ!!!」

片手でドリルを持ち上げる。
「いきますよーーーーー!!」
「やめてぇぇぇぇぇぇぇ」
そして、幹の上へ。



「力なき者は力を持つ者の前には無力… そしていつも生き残るのは力強き者
 それが自然の摂理。 ふふ…実に長かった。」



「貴音!!」
幹の上で対峙する。

最後に戦うべき相手…貴音に。
「ほぅ…このタイミングで現れるとは思ってもみませんでした」

「私はアレクサンドリアの王女、雪歩。
 あなたにお聞きしたいことがあります」

「今更になってですか?聞きたいのは戦争の黒幕が私ということか、それとも黒魔道士達を作り出したのが私であることか」
「どちらもです」


貴音は銀の長い髪をかきあげる。
「残念ですが…どちらも私では御座いません」


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