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チラシの裏 4枚目

196im@s fantasy9 第五十一話 1/4:2010/06/01(火) 02:26:59 ID:3jLXaHSw0
トランス時だけ使える美希の技、『ミールツイスター』を受け…
「………」
焦げ付いた血溜りの中で倒れるはサイネリア。

「…う」
だがその驚異的な生命力で傷を塞ぎかろうじて立ち上がった。




「ごほっ…」
よろめく。最早戦う力はないだろう。

「…どうやら、決着みたいデスね
 ペンダントと…イヤリングならそこにある。
 …持っていきナサイ」



「…解った」
美希達はそこへ向かおうとするが…
「…待ちナサイ」

「……トドメは刺さなくていいの?
 そうじゃないと決着にはなりまセンよ」


美希は腹を押さえながらも言う。
「もう勝負なんてついたようなもんだよ
 そっちももう持ち前の生命力が働かず、普通にピンチなみたいだし」



「…何か忘れてマスよね」



「……!!!」
激しい出血と内出血。


美希はそのまま、目を見開き地面に倒れた。
「美希ちゃん!!」


「…馬鹿な奴デスね
 早くトドメを刺せばアンタの勝ちだったのに……」



よろけながら、サイネリアがその場を去っていく。
「待って…クリスタルを持ち去るつもり…?」

「負けを認めたつもりだったけど… コイツが早くアタシを殺さないから。
 アイツは自分の甘さに負けたんデス」
歩いていく。



ドリルはレイズで美希を再生させる。
「……」


ビビが口を開く。
「…美希お姉ちゃんが自分の甘さに負けたっていうなら、
 そっちの勝ちでもないんじゃ…」

立ち止まる。
「口の達者なガキですネ…
 ……けどそれならどちらの勝ちでもない、って?」
「…」



「いいデスよ。
 けどルールは、『勝ったら返す』って物デシタよね?」

「あ!! …そ、それは…」
「別にいいわよ。
 アンタ達と違ってこっちはピュアなの そんな卑怯な真似はしマセン。
 下手にここに放置して、またあのロン毛に取られたりしたら最悪デス

 …グダるのも何だし、今日はここで引き上げてやりマスか」

サイネリアはクリスタルを残し去っていった。







現在、やよいと美希はそれぞれ瀕死。
二人とも、亜美の家で休ませることとなった。


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