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チラシの裏 4枚目
194
:
im@s fantasy9 第二章 第五十一話 2/3
:2010/06/01(火) 00:16:47 ID:3jLXaHSw0
「やぁあああああああああああああ!!」
落下するより早く、サイネリアは美希を追い跳ぶ。
「…う」
何とか、足を地面に下ろし踏ん張る。
目前にはサイネリア。
「はぁああ!!」
サイネリアが爪を突き出してきた。
その爪の間にルーントゥースの刃を挟み込み
「!?」
ぐるりとルーントゥースを捻り
「う」
弾き飛ばす。
「うぁあああああああ!!」
サイネリアの小さな体はたちまち吹き飛んだ。
「……く」
立ち上がる。
「冷静になりなよ」
構える。
「…センパイを助ける手段を失うわけには行きませんカラ」
方法は違えど、どうやら絵理という人物を助けるために必死になっている点は同じらしい。
「勝てるもんなら勝って見なさいよ!!」
サイネリアが本気になった。
両足両足を開き、目を見開く。
「これ以上強くなるつもりなの…!?」
炎のごとき闘気に包まれる。
それと同時にサイネリアの傷が見る見るうちに塞がっていく…
「行きマスよ!!」
ドリルは見ていた。
「…凄い生命力… ただじゃ倒せないよ
……何とかしてくれないと…回復のペースに間に合わない!!」
だが速さはサイネリアが数段上なのだ。
「はぁぁぁあああああ!!!」
右前方、左後方、右後方、左後方、右前方、真後ろ、左前方、真上、真右、左後方、右前方。
次々に移動し爪を使い切り裂いてくる。
「…!!」
ペースが速い。
相手は恐ろしいペースで傷を癒しているというのに。
凄まじい速さの回復とダメージ。一気に差が開く。
だがここで。
「はぁぁああああ!!!」
美希の髪が短くなる。トランスだ。
「!」
トランスは今まで、よほど実力の開いた相手を除き必勝パターン。
しかし相手もトランスし、その上で驚異的な生命力を持つ相手にも果たして通用するのだろうか。
盗賊刀を振りかざし、美希はサイネリアへダッシュする。
一方のサイネリアも美希へダッシュ。
交差。
「うぐ…」
サイネリアの胸から鮮血が飛び散る。
「…」
一方の美希には何も変化なし。
そう思われたが。
「う!!」
突然、血を吐き始めた。
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