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チラシの裏 4枚目

192im@s fantasy9 第二章 第五十話 3/3:2010/06/01(火) 00:13:52 ID:3jLXaHSw0
「刀魂放気!」


予備で持っていた盗賊刀・オーガニクスを両手で持ち前に突き出す。
すると真っ黒な力がオーガニクスから放たれ…

「目が…!」
サイネリアを包んだ。視界が真っ暗な闇で覆われる。


「隙…」
オーガニクスをテンペストで投げ…
「あり!」

ルーントゥースでサイネリアの体を切り裂く。



「う…」
サイネリアはよろける。

「おまけぇ!!」
地上から跳び、ランブルラッシュを決める。

盗賊刀で四連斬り、その後三回連続で叩く。
そして…

「ぃやあああっ!!」
「うううーっ!!」
渾身の一撃。

サイネリアは遠くまで飛んでいった。



「く…」
ゆらりとよろめく。

暗闇に加え連続攻撃。こちらの優勢…勝利は目前。そう思われたが…

「…う…!!」
サイネリアの視界…暗闇に、真っ白い光が浮かんだ。

ペンダントとイヤリング、二つのクリスタルが放つ輝きは視界の闇をも射抜くらしい。


そうだ。この光だ。
この光がある限り…
「負けられマセン…」

美希が跳ぶ。最後の一撃を決めに。



この光は、絵理を助け出すためのクリスタルが放つもの。
これがある限り諦められない。その光こそが今は彼女のセンパイ、絵理に等しいのだ。
「負けられマセン!!!」

「っきゃああああ…!」

美希の体が突如として吹き飛ばされる。
サイネリアの体が、突如として激しく発光し始めたのだ。



「はぁああああああああああああああああああ」
その色は紫。


「あれは…」
ドリルが思わず口を覆う。

…明らかだった。その光は…




「トランス!?」



紫色の光の中から新しいサイネリアが姿を現した。

爪が、服が、髪飾りが……
全てが体と混然一体となった…そういう形をした『生物』としての姿。



隆起した背骨が翼のよう。
「はぁああああああああああああああああ!!!!」

地面に突き立てられた拳を中心に、衝撃波が発生。サイネリアの周囲50mを吹き飛ばす。


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