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チラシの裏 4枚目

189im@s fantasy9 第二章 四十九話 3/3:2010/05/31(月) 03:16:36 ID:rwkYWcGI0
「…トレノ…?」
たびたび行く美希も知らないようだ。
「なんで美希ちゃんが知らないの!?」



「手配書が目立っていたから聞いてみたら教えてくれたの。
 トレノじゃ知らない者のいない凶悪な子だって。
 元・トレノの上流階級の生まれだと聞いたけど今は貧民街に潜んでいるっていう…
 モグネットでモーグリたちが噂する、伝説の賞金首……通称、」




「サルモネラ!!」
「サイネリアデスよ…」

少し合っているのだが。




「それよりロン毛、どうするの?これ以上非道なまねをするならアタシが受けて立つけど。
 そのク族の子と戦った後でアタシと戦って勝てる自信ある?」


「…く……」
尾崎はそのまま消えていった。




「サラダバーさんが何でここに」
「サイネリアって言ってるでショ
 アタシの顔を忘れたとは言わせマセン。決着をつけに来マシタよ」

静寂。




…そしてもちろん美希は首をかしげた。…名前すら忘れていたのだから。
「?」
「忘れたってオチは無しデスよ」


どうやらそのようだ。



「短くまとめて話して欲しいなサンタマリアさん」
「サイネリアデスって!!……もういいデス」


頬を膨らませる
「とにかく、アタシはアンタを倒すべく、センパイを助けるべく
 春香女王の依頼を受けたって訳。」

「センパイ……リンドブルム劇団の絵理って子?」
「そっちの話の方が通じそうね
 まさかアンタとセンパイが同業者だなんて知らなかったデス」



目を瞑ると思い出される、いくつもの『あの日』や『その日』。
強盗の汚名を着せられた夜…リンドブルムで行き倒れていた所をかの人に助けられたあの朝のこと。


「サンダーボールさん?」
「違いマス
 アレクサンドリアの将軍も隊長も、ブルメシアの龍騎士も傷ついてはたいしたことありマセンでしたね
 もっとも、全力の状態なら戦ってあげても良かったんだケド。」

「…アレクサンドリアの将軍…隊長…ブルメシアの龍騎士…!?
 千早さんとあずさとまこっさんのこと!?」
「知り合いらしいデスね …偶然話に聞きまシタ」


サイネリアは両の拳を突き合わせる。
「さ、アタシはあのロン毛みたいに他人を巻き込みはしマセン
 恨みのあるアンタとの一騎打ちで済ませてあげマショウ。

 …負傷してたとはいえ、アレクサンドリアのあの将軍を2人つきで負かす力はあるから覚悟はしててくだサイね。
 勝ったらそのイヤリングとペンダント、返しマスから。 …街を壊すのも無粋、こっちデス」

「解った、受けて立つよサラマンダーさん!!」
「違…わない気がしなくもないけどやっぱり違いマス!!!」


超低身長の、身軽な体で飛ぶように跳んでいった。
サの字であるだけでこのポジションになったことも知らずに。


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