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チラシの裏 4枚目
185
:
im@s fantasy9 第二章 第四十八話 3/4
:2010/05/30(日) 03:34:39 ID:KzSKPJ1U0
そのまさかだった。
宝石つきの杖を回転させると、亜美を中心に輪が現れる。
その輪は亜美から少し離れた床へと落下……
「おーーいでーーーー!!カー君!」
召喚のためのワームホールとする。
ぴょっこりと現れたのは、頭に紅の宝石をつけたライトグリーンの獣。
「待ってました!!」
イーファの樹を封印していた…マダイン・サリの者ならよく知る召喚獣、カーバンクル。
飛び出したまま、カーバンクルは空中で高速回転……
敵に当たらぬ、こちらの効果範囲内に光を振りまいた。
「ファイラ!!」
「ファイラ」
ソウルケージとビビが同時にファイラを放つ。
双方ともに魔法を向けた向きは同じ…『美希達』だ。
「ルビーの光はリフレクの効果を持ってるんだよーーだ!!」
ほっぺを引っ張り、舌を出し挑発。
自らが放ったファイラ、ビビが放ち反射増幅させたファイラ。
「ォォォォォォ…」
猛火に包まれるソウルケージ。勝負あった…
と3人ともが思ったが。
「ォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
炎の中からソウルケージが声をあげた。
燃えたのは葉だけ。…本体は燃えていない。
「私が樹であること、それは認めよう だがただの樹ではない…」
ファイラの猛火に耐えるのだから。
ソウルケージは体を振るい……再び葉をカッターにして飛ばし始めた。
炎のついたそれをだ。
「ちょーっ!!そんなの卑怯だよーーー!!」
「う!!」
「あちちちちち!!」
「わぁぁぁ!!」
炎葉乱舞。
防御しきれない。火の粉が辺りに絶え間なく飛び散り、炎の葉も飛び、千切れ辺りを燃やしていく。
「イーファの樹そのものなのにそんなことしていいの!?」
「全ては我が体…再生など造作ない」
そしてまた炎を纏った葉を辺りに散らばらせる。
「ぁぁぁ…!!」
炎は空間を支配する。
3人ともが炎に当たり、炸裂した火の粉でソウルケージに触れられぬ姿となった。
「みんな…!!」
ここでビビが…トランスした。
皆を守るため。黒魔道士をこれ以上生ませぬため。
ビビの体が彼の腰の高さ分ほどまで浮き上がる。
「はぁぁぁぁ…!!」
目を閉じると広げた両腕の、両の掌に魔力が集まる。
そして……
「ファイラ!!」
右手からの猛火でもう一度ソウルケージを焼き……
「ブリザラ!!」
左手からの氷の魔法でソウルケージの葉を凍結させる。
火が消え…二つの魔法で二度の攻撃も行った。
「最後!!」
低く盗賊刀を構え美希はソウルケージに駆け寄り……
「はぁあああああああああ!!!」
縦に一刀両断。
それは一瞬にして凍結した葉の部分を中心から粉砕。
ソウルケージの胴体、幹を下の下までバッサリと切り裂き……
「…」
決着としたのだった。
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