したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

チラシの裏 4枚目

178im@s fantasy9 第二章 第四十七話 3/5:2010/05/28(金) 04:18:26 ID:ktUuKrtk0
「…眩しいのー…」
「こんな場所があったんだね…」

洞窟のような箇所から一転。
下層と思われるこの場所は、緑の光に包まれた崖だった。
大きな大きな幹が丸ごと空洞となっていて…

空洞の中心に、上から下まで一本の柱が立っている。


「…」
ここから下に向かうことは出来ないのか?
「……あ」
そう思っていると。

崖の淵に一枚、中心の柱から伸びる巨大な葉が存在しているのがわかった。


「葉っぱ…?」


硬そうである。石のようだ…。
揺れず、飛ばず、一箇所で宙に浮いている。


…というより、葉の形をした機械のようだった。
「大きいね…」

ビビが葉に乗ってみる。が、何も起こらない。
いや、何かあっては困るのだが。


「これも多分昇降機のように思うんだけど…」
「何で言い切れるのさー?」
「勘…なの」

ひとまず、3人全員葉の上に乗せてみる。
…だが、動かない。


「何かそっちにあるー?」
美希も葉に乗って見る。無駄だと思いながら。

すると…
「え…?」

葉の端から突然、光の壁が作られ始めた。
「!?」

そして…葉は一気に宙をすべりだした。
ぐるり、ぐるり…柱に沿って。円を描くようにらせん状の軌道で…幹の下へと向かって。




「…この下は何があるんだろうね…」
緑の空間は下へ、下へ。

…一体何があるのか。
「…亜美、ちょっとマミに聞いてみるよ。昔からマミは勘が鋭いから」


亜美は服の中からマミを呼び出す。…普段はこうやって中に入っているようだ。


「クポ………」
「マミ、何か解る?」

あたふたしながら辺りを見回すマミ。だがそのうち…

下を覗き込む。
「…ク、クポポ、ポポ…クポ…」
「え!?」


「…何て言ってるの?」
「この下に…沢山の生命体がいるんだって」

「沢山の…命?」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板