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チラシの裏 4枚目
176
:
im@s fantasy9 第二章 第四十七話 1/5
:2010/05/28(金) 04:15:52 ID:ktUuKrtk0
「……穴が開いてる」
「本当だ…」
幹はいくつもの植物が密集して束のようになっているのが解った。
そしてその幹に…「入口」が存在していた。
それは誰かがくりぬいて作ったものでは…ない。
「…ただの植物じゃない、とは思っていたけど…」
植物であり、何らかの施設でもあるということか。
意を決して中に進む。
霧が立ち込める幹の中は狭い部屋となっていた。
だが…これといって、変わったものは見当たらない。
部屋の中心に、四角いタイルがあるだけ。
…タイル。
「…?」
亜美はコンコンと叩くが…何もない。
「何、だろう…」
ドリルも指でつんつん突いてみるが何の様子もなし。
「…」
ビビはじっと、地下からあふれ出る霧を見つめている。
「…んー…」
タイルの上に、美希が手を置いてみる。すると…
「!!」
タイルが自動的に動き始めた。
「美希ちゃん!!」
「な、何何!?」
「美希姉ちゃん…!?」
その動いた方向とは…下。
タイルは床から下へと移動していく。その上の美希を乗せて。
暫くして、美希が戻ってきた。
再びあがってきたタイルと共に。
「これは昇降機だね、移動用みたい」
「昇降機…高木さんの所にあったような?」
「原理は全く違うと思うけど、そんな感じだね」
「下に通じてるよ。…霧の中に入るから、戦いの準備はしておいてね」
「幹の地下か……」
「根じゃないの?」
「根って言ったら外にあるようなものを指すし…地下茎?」
「それは大体草花を指すもので樹には使われないし…」
「そもそも土より下にあるだけで、幹なんじゃないかな?」
ああだこうだと言いながら地下深くへ下りる。
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