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チラシの裏 4枚目
175
:
im@s fantasy9 第二章 第四十六話 3/3
:2010/05/28(金) 04:15:08 ID:ktUuKrtk0
「落ちないように注意してねー!」
太さとしては人が道にして歩くには十分な、
大穴に網目のように張り巡らされた根を足場に歩いていく。
「どこまで続いてるんだろう…」
「ズゴゴゴゴゴ………」
幹へと繋がる太い根で、彼女達の足を止めたのはモンスター。
高さ4mほどの、枝が触手化した、木のような形をした奇怪なモンスター『ストローパー』だった。
「ズゴゴゴゴゴ…」
「これは…樹?」
イーファの樹の一部が変質したものか?そう思いながら、美希はストローパーにルーントゥースで斬りかかる。
今までの盗賊刀とは違い、ルーントゥースは槍を思わせるような直線状のとても細く長い刃。
頭の上でぐるぐると回転させたルーントゥースを、飛び上がり、ストローパーの頭から一撃。
「…!?」
しかし効きが悪い。
「…これ、ただの木じゃない!!」
異常に硬質化した木だった。
「ビビ!!」
「うん!」
ファイラを唱える。
炎がストローパーの周りを取り囲み、燃やす。
「ゴォォォォォオオオ…!!」
「植物なのは間違いないみたいだね」
炎に包まれ柔らかくなったストローパーの体を美希が斜めに両断。
「キェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
金切り声を上げて、ストローパーは奈落の底へ落ちていった。
「! 今の声に釣られてモンスターが増えてきたよ!」
後ろから、前から右から左から。
次々に枝からストローパーが伸びてきた。
「何これー!!」
これでは先に進めない。
「…いちかばちかだけど…ドリル、『ストナ』を唱えて!!」
「うん…!!」
ストローパーに向かって手持ちのラケットを向ける。
すると、ラケットの先から出た光は一直線に伸びストローパーに命中。
「オォゴオゴゴオオオオオ…」
ストローパーの体に大穴を開けていった。
「やっぱり…!!」
ストナは石化を治療する魔法。石になったものに命中、硬質化を解く。
一瞬にして硬質化を解かれた、ストローパーの巨体の中心はただの植物に戻り、
圧縮されたままの硬い硬い体に引っ張られ破け、大きな穴となる。
つまり即死。
ストローパーに開いた大穴をくぐり、先へ。
また現れたストローパーにも全員で一斉に金の針を投げつけて破壊。
走り続け……
天までそびえるその巨大な幹へとたどり着いた。
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