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チラシの裏 4枚目
154
:
im@s fantasy9 第二章 第四十二話 1/3
:2010/05/20(木) 01:40:48 ID:VL0ITqH20
「………えっと、何でこうなったんだっけ
考えるのミキ、思い出すの、えっとこれは………」
美希は直立したまま、今自らが置かれている状況に困惑していた。
美希たちは黒魔道士の村を出発し、森を出て山道へ向かった。
黒魔道士の村で新調した武器の実戦も兼ねて途中モンスターなどとも戦いながら
山脈の入口となる、コンデヤ・パタへと戻ったのである。
「この先に行かせてもらえないかな?ミキ達はこの先に行かなきゃならないの」
コンデヤ・パタの『出口』となる山脈側は二人の門番が守っていた。
「それは出来ないド」
「…モンスターなら僕達何とか出来るよ!」
「そういう問題じゃないんだド
この先はオラ達ドワーフ…いんや、この大陸に住む全ての者にとっての
聖地に繋がってるんだド
『神前の儀』を交わした者達しか訪れることは許されないド!」
やよいが反応した。
「ええっ!?聖地ってここから行くんですか!?」
「やよいちゃんは知らなかったドか?」
「ああー、やよいちゃんさ関係ないこドだから今まで話してなかったド…」
ドリルが門番に問う。
「つまり、神前の儀っていう儀式を行えばこの先に行けるんですか?」
門番は顔をしかめる。
「理屈はそうだドも、不純な動機だドな…」
「そもそも神前の儀って何なの?」
「神前の儀は、このコンデヤ・パタの中心に位置する大神輿の上で
固く契りを交し合うことだド
この儀を終えることで、恋人同士は晴れて夫婦となるんだド」
…要するに、というまでもないだろう。
「…参ったなー…」
悩んでいる美希の前で、ドリルは少し考えた後、言うのだった。
「…はい!私達、神前の儀を行います!」
そして今に至る。
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