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チラシの裏 4枚目
152
:
im@s fantasy9 第四十二話 3/3
:2010/05/19(水) 01:13:23 ID:dUuyYYeA0
そして翌朝。
同じ運命を背負った、黒魔道士の村の仲間たち。
同じ旅の目的を持った、ともに戦う仲間たち。
ビビにとって、いつか帰るところとは。
出発の時間になってもビビは来ない。
美希はふ、と微笑み、猫のように体をぐぐっと伸ばし、村を出ることにした。
…とその時。
「ま、待ってよーーー!!」
ビビが後ろから走ってきた。
「…ビビ」
「ビビ君…」
息を切らしながら。
「…僕を置いてかないでよ…」
「ビビ…この村に残らなくていいの?」
「…それを考える前に、僕はまだやるべきことがあるって思ったんだ。
こんな風に悲しい思いをする仲間たちを増やさないためにも、僕…
貴音さんを倒すためにいくよ!」
「…」
帽子の下の、真っ黒な闇の中の瞳。
その瞳に嘘偽りはなさそうだ。
「…なーんだ。せっかくドリルと二人っきりになれると思ったのになー…」
「美希ちゃん!」
「それじゃ…行こうか?」
「うん!」
「うん」
「はい!!」
「ま、待ってーーー!!その卵は置いていってーー!!」
どうやらやよいは、チョコボ小屋にあった新しいチョコボの卵を
食糧として持っていくつもりだったらしい。
怒るチョコボ飼育員の黒魔道士に卵を取り上げられ、
一行は村を出る。
銀の龍が山脈のある北と、海のある南の方角を行き来するのをよく見かけるという。
北の山脈を越える道は一つ。
山脈の玄関口…コンデヤ・パタを超えるのみ。
一行は再び…歩き始めた。
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