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チラシの裏 4枚目
136
:
im@s fantasy9 第三十九話 1/3
:2010/05/14(金) 02:00:41 ID:PS3pctH20
「…きれい………」
ドリルは青き世界をぼーっと見つめていた。
「凄い…」
「ほんとだね…」
「霧の大陸じゃこんな風景見れませんよね…」
青空の下には深き霧の海。
青海の上には深き霧の空。
青空を見るためには、霧の上に行かなくてはならない。
青い海を見るためには、霧の下に行かなくてはいけない。
地平線と水平線が混ざることなど、存在しない。
それが彼女らにとっての世界、霧の大陸だった。
世界が本当の意味での世界になる。
青き空と青き海の世界…『ガイア』。
そしてここは赤茶けた大地、外側の大陸。
「この大陸には誰が住んでいるの?」
ドリルはやよいに聞く。
「はい!私達『ク族』ももちろんですけど、他の種族の皆さんもいますよ!
あ…霧の大陸よりモンスターが進化してて強いんです!気をつけてくださいね」
ドリルになでなでされたやよいを先頭に彼女達は進み始める。
「あらぁー…ここはどこかしらー…」
ふらふらと赤茶けた大地を歩くはあずさ。
その後ろには倒れた甲冑の真を抱きかかえた千早。
「あの…あずささん。霧のない大地に出るってどれだけ迷ってるんですか」
強い日差し、長い長い道のり。真っ先に真が倒れたのだった。
「どうしましょう…」
「…どこですかここ」
美希たちの到着の2時間前に…
彼女らもまた、外側の大陸へやってきていたのだった。
貴音を倒すため?美希たちに会うため?
いや。そんなわけではない。
千早を主力にアレクサンドリア軍から逃げる最中、あずさが道に迷ったのだ。
かれこれ3時間近くさ迷っている。
「…真?真、起きなさい」
一体どうすればよいのか。
「…あら。あんなところに洞窟がありますよ」
まず、どうやって海を渡ってこんなところまで来てしまったのか。
全く解らない。あずさは動じない。
フォッシル・ルーの入口へたどり着く。
「あら」
「ン?」
あずさは、金髪の少女が洞窟から出てくるのを発見する。
「何デスかアンタ達 この大陸の住人じゃナイデスね」
千早が前に出る。
「…それはこちらの台詞よ。 あなたこそ、この大陸の住人には見えないわね…」
ツインテールに、ゴシックロリータ調の服装。
小さい身長に似合わぬ大きな胸。
「…」
だが千早は退かない。
それから両者が目的を明かし、戦闘に突入するまで時間は要さなかった。
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