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持ち帰ったキャラで雑談 その二
549
:
西日
:2009/12/21(月) 12:18:38 ID:It2c2L7cO
何気無しに読んでいたホラー小説の内容にアサヒはなんだとつまらなそうに口を尖らせた。
ある男が古井戸に死体を投げ込むと死体は消え失せ、男は喜んだが
最期に投げ入れた母親の死体はいつまでも消えず、実は母親が密かに処理していたという
話はまるきり何処からか囁かれる都市伝説そのものだった。
(いつから何人殺したって細かい所は違うけど…)
様々な作家の小説を集めた本の締めがこれでは、と本を棚へと戻しに席を立つ。
斜陽の射し込む図書室は古びた本のカビ臭さと程良い暖気に満たされ、静かに古時計の音を響かせていた。
そろそろここが閉める時間か。
時計が示す針を一瞥し、小説コーナーと銘打たれた棚の中へ本を潜り込ませる。
順序良く並べられた背表紙を指で緩やかになぞり、くるりと背を向ける。
明日はあの本にしようか、それとも違うものにしようか。
暖気に負けて、すっかり夢の中の友人を叩き起こしながら、アサヒはふとそう思うのだった。
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