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持ち帰ったキャラで雑談 その二

541呟く声は闇に溶け:2009/10/03(土) 21:59:22 ID:eatO2REcO
出てくるであろう言葉を待つ。
それでも相手の口から出たのは、アルコール混じりの呼気だけだった。
溜め息の様なそれは意味を成さず、何かの意味を含みながら、ゆるりと空気に溶けた。
くいと手で顔を上げさせれば、普段の懐疑的な視線は緩み、ぼんやりとした雰囲気がそこにあった。
抵抗を見せないことに思わずその唇へ貪りつく。
舌を絡ませ、唾液が口の端から流れ落ちるのも気にせず、何度も深く深く口付ける。


もしかすると酔っていたのかもしれない。
体の下で荒く息を吐く相手についばむような口付けを交わしながら、ふとそんな事を思う。
「ゼロツ」
不意に相手が上気した頬を緩ませながら、再び口を開く。

「―――――」

溜め息の様なそれは、意味を成さず、ただ相手はふにゃりと笑った。

「お前は卑怯だ」

ゆっくりと再開した動きに喘ぎ声があがる。

「卑怯だ」

意味を理解しながらも、そう囁く。

「だからこそ、私も―」


愛してる


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