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持ち帰ったキャラで雑談 その二

501戦場の亡霊:2009/04/17(金) 20:27:09
「テレキネシス、か…」
背中から貫いた鎌を見下ろしながら、相手が息苦しそうに呟く。
「肉を切らせて、骨を絶つ…ま、あんまり好きな戦い方じゃないけどね。
それより…あなた、何者?どこに頼まれてあのドロイド達を作った?」
「…作ったのではない。我々は以前から、ここに、居た」
「なんですって?」
咳込みながら、言葉を続ける相手にヤラは一言も聞き逃さぬよう、耳を傾けた。
「戦いに破れ…地下へ打ち捨てられ、そのまま死ぬ筈であった。
だが、死ぬ瞬間、心の中である感情が芽生えた」
体を軋ませながら、なおも立ち上がろうとする相手に思わず後ずさる。
「まだ、戦い足りない。まだ、ジェダイ共をこの手で滅ぼし足りない!
特に奴を、手傷を負わせた奴ヲ!」
覆っていた金属が体からはがれ落ち、床へ散らばっていく。
「あなた…まさか…」
「奴ハ何処だ!奴ヲ出セ!ヤツヲヤツヲヤツヲ!」
…体を覆っていた金属の下から現れたのは、見慣れた漆黒の体。
「…だが、地上への道は閉ざされたまま、我々はなす術なくここで時を待った」
「そして地震が起きて、地上への道が開けた…」
相手から抜け落ちた鎌を手元へ引き寄せ、構える。
「執念もここまで来ると恐ろしいわね。
ま、私も同じ様なものなんだけどね」
「邪魔ヲ…する気か」
顔を覆う金属の仮面のみとなった相手が再びセイバーを構える。
「えぇ、そうよ」
唇を歪め、暗く歪んだ笑みを向けながら、皮肉っぽく言い放つ。
「さようなら、未練がましい亡霊さん」


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