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持ち帰ったキャラで雑談 その二

498戦場の亡霊:2009/04/17(金) 19:04:32
24時間しても連絡がなければ、中央へ連絡する様言い残し、引き止めるトルーパー達を振り払いながら、ヤラは地下へ足を踏み入れた。
入ってみれば、予想以上に内部は入り組み、下へ下へと伸びていた。
途中まではバトルドロイドに出会うこともなく、些か拍子抜けだと思いながら、
そこへ足を踏み入れた瞬間だった。
出迎えたのは通路をうろつくドロイド達の熱烈な歓迎だった。
(数が多いとは聞いてたけど…)
振り向き様に背後の敵を切り捨て、一息つく間もなく奥から沸いてくるドロイドにいい加減辟易しながら、壁に身を隠す。
「一体どれだけ居るのよ」
雨の如く降り注ぐブラスターを受け、次第に頼りなくなりつつある壁の後ろで愚痴を呟き、安全ピンを抜いた手榴弾を投げ込む。
「おまけにほいっ、と」
続け様に同じ様にいくつか投げ込み―爆音と衝撃波が脆くなった壁とドロイド達を吹き飛ばす。
地上でも今の揺れは感じられただろうが、この際知った事ではない。
体の上から瓦礫を退け、砂埃の収まらぬ奥へ視覚を飛ばす。
倒れているドロイド5体の内、機能しているものは2体。その内の1体は両腕と片足が潰れている。
(相手は実質1体…一々相手をするのも面倒ね)
闇へ紛れる様に人の形を崩しながら、音もなく天井まで浮かび上がる。
(今の姿なら奴らのセンサーにも引っ掛からない筈だけど…)
目標を見失い、辺りを見回すドロイドの頭上を漂い―
(…!?)
一瞬ドロイドがこちらを向き、ブラスターを向ける。
が、何事もなかったの様に首を傾げるような仕草をし、空洞の奥へと引き返していく。
(流石にびっくりしたわね……)
後をつけるように距離を置きながら、胸中で息をつく。


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