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持ち帰ったキャラで雑談 その二

491※名前欄が空白です。匿名で投稿されます:2009/04/05(日) 19:17:31

// この投稿は匿名によるものです--------------------------------

『ねえ、勇者様。あんたは正義って看板背負って生きる運命にあるんだと思う。
 故にあんたが例え正義の味方を自負したところで、否定する気はないわ』
 けど、
『あんたは、どうして私を悪と呼ぶことが出来るの?』
 悪とは何か。
 幸福すぎたかつての自分は、いつもそれを考えていた。
『お前が、罪のない人達を傷つけるからだ』
『なら罪って何?』
『言葉遊びをするつもりはない!』
『勇者』の言葉を無視して、再び窓の外を見遣る。
 先程から視界の端々に映る紫色の髪が目障りで仕様がなかった。
 あの読心女も、この会話を聞いている。
 しかもこちらの真意をすべて読み取った上で。
『言葉遊び? 私は私を悪と貶める根拠を聞いてるだけでしょう?』
『そうやって言い逃れて自分のしてきた事を正当化するつもりか!』
『正当化するつもりなんてない。正当化するまでもなく、私は常に正しい』
『お前はそれを傷つけた人達の前でも言えるのか!』
『言える』
 きっぱりと。
 あらゆるものを断ち切る迷いのない一言に、『勇者』が絶句する。
『私は正しい。正義という言葉がお好みなら言い換えてもいい――私は正義よ』

// この投稿は匿名によるものです--------------------------------


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