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持ち帰ったキャラで雑談 その二

48710ABY. アクシリアの戦い:2009/04/04(土) 09:59:34
―――アクシリア軌道上

既に両軍のレーダーがお互いの艦隊を認識していた。両軍のハンガーでは第二波の航空隊の
発進の為に整備員が駆け回り、両軍の砲撃手達は敵の最新の位置を入力し続け、
両軍の司令官達はいかにして優勢に持ち込むかを思案していた。

―――TIEハンター レインボー1

エグゼキューターに配置されているレインボー中隊は最新鋭のTIEハンターを授かるという名誉に
いち早く与ったエリート部隊である。そのようなエリート部隊の仕事とは前線の露払いである。
レインボー中隊を率いるヘブスリィ大尉は部下達を引き連れて、帝国軍の最前列に居た。

「レインボー1より中隊各機へ、ようやく俺達の出番だ」
「早くコイツを実戦で試したくてウズウズしていました!」

ヘブスリィが言い終わるか終わらないかの内に若い声が返ってきた。ハンターと一緒に配属された
グレシャム少尉である。アカデミーを優秀な成績で卒業したものの、まだ実戦を経験していない彼は
新鋭機で初陣を飾れるのが嬉しくてたまらないのだ。

「レインボー16、お前は俺の後ろにつけ。さもないとヒヨコがターキーにされてしまうぞ」

そう言って、中隊のほぼ全員の笑いを取ることに成功したのはクリストファー副隊長である。
歴戦の勇士の彼はユーモアの中に警告と心遣いを含ませたのである。しかし、この楽しい空気は
すぐに吹き飛んだ。両軍がミサイルの有効レンジに入ったのである。

すぐさまミサイルとレーザーが飛び交い、一瞬にして何十機もの戦闘機が宇宙の塵となる。
しかし、それを生き延びる者はもっと多い。生き延びた者同士でドッグファイトが始まるのだ。
幸いにもレインボー中隊は全員が最初の洗礼を抜け、本戦への出場権を手に入れた。

「レインボー6、レインボー7、俺の両翼を固めろ!あのAウィングのグループを潰しておく!」
「「了解!」」

3機のTIEハンターが乱戦の中で目標を真っ直ぐに捉え、一斉射撃を浴びせて落としていく。
数と連携に優れ、防御力に劣る帝国らしいやり方である。本戦に出場したことで安心していた
Aウィングのパイロットは何が起きたのか分かる間もなく、退場させられたのであった。


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