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持ち帰ったキャラで雑談 その二

486信頼:2009/03/28(土) 12:44:57
「…という訳なんだけど、分かった?そもそも起きてる?」
机に突っ伏したままの紫と船を漕ぐ面子にコピーエックス―コピックの愛称で呼ばれるは思わず頭を抱えた。
彼の背後のホワイトボードには『電子空間視覚化スコープ』と巨大な文字とそれを囲むように様々な数式が散りばめられていた。
村上家の地下居住スペースの一角に設けられた会議室で新たな装備についての発表がされていたのだが…。
「ちょっと説明があれだったらしいね」
いまだに頭を抱えるコピックに茶を取りに戻っていた蒼星石が苦笑しながら、声をかける。
「分かりやすくしたつもりだったんだけどなぁ」
「でもほとんど数式とか理論とかみたいだし、疲れてる皆には子守り歌になっちゃったんだよ」
差し出されたE缶―いつも何処から調達しているのか、コピックには不思議でたまらなかった―を受け取り、諦め気味に息をつく。
「まぁそれもそうだけどさ、こっちだってエンジニアじゃないんだし結構大変だったんだよ?
試作作ればもっと軽くだの、でかいからコンパクトにしろだの…」
文句を言いながら、E缶をあおる彼に蒼星石も肩をすくめる。
「それだけ君は皆に信用されてるって事だよ」
「…素直に喜んでいいのかな、それ」
「多分ね」
不機嫌そうな、ただどこか満更でもなさそうなコピックの視線の先で
紫が椅子からころ下落ちていった。


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