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持ち帰ったキャラで雑談 その二

468※名前欄が空白です。匿名で投稿されます:2009/02/12(木) 22:16:33

// この投稿は匿名によるものです--------------------------------

 ぱあん、と肌と肌が跳ねる快音が響く。
 弾丸のように打ち出された十六夜の右手が、さとりの顔面を鷲掴みにする。
 さとりは無表情。
しかし、それ以上に十六夜は無表情。
「無駄です。心が読める私に、得意の「外人想」は通じません」
「心が読めるならわかるでしょう。何も人の心を弄ることだけが能じゃない」
「あなたは私に嘘をつく無意味を学ぶべきね。
 意地とは、相手に真意を悟らせずして初めて張ることが出来るものよ」
「――死ぬか、お前?」
「片腹痛いわ。 ――瞎(めくら)な眼で、私の『さとり』に抗おうなんて」
 十六夜が左手の人差し指を立て、さとりの白い首にひたりと当てる。
 そして、

 ――表象「夢枕にご先祖総立ち」

「はいはーい、そこまで」
 スペルカードを掲げたこいしが、口を尖らせ拗ねたような口調で言う。
「私一人を置いて二人だけで遊ぶなんてずるいよ。やるなら、私も混ぜて」
 その完全に場違いな物言いに、毒気を抜かれた十六夜がさとりを離す。
「妹に感謝しなさい、古明地姉。あと3秒止めるのが遅ければ、あんたの首は、」
 すっ、と自分の首を掻き切るしぐさをとり、
「――こうだったわよ」
 一方のさとりは、薄く笑みを浮かべるだけ。
「もう、せっかくのお出かけなんだから仲良くしようよ。ね?」
「私の仕事に勝手についてきてるだけでしょうが」
 嘆息する。

// この投稿は匿名によるものです--------------------------------


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