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持ち帰ったキャラで雑談 その二

435愉しい紅魔館:2008/12/01(月) 19:03:57
ナハトはたまに貸し出される場所を間違えたのではないかと思う瞬間があった。

月明かりの降り注ぐテラスで館の主がワイングラスを傾けている。横には彼女ご自慢のメイド。
いつもの光景。だが、今日はどうやらメイドに細やかな悪戯心が芽生えたらしい。
「! ! ! !」
主の視線が手の中のワイングラス―いつの間にか摩り替えられたドクロに釘付けになる。
緩やかに折り畳まれていた背中の翼が限界まで広げられている。
どうやら相当驚いたらしい。
再起動するのに時間のかかりそうな主を尻目に
メイドは表現出来ないほどの素晴らしい笑みで主の手に収まったドクロを回収し、グラスを持たせる。
さりげなく髪の匂いをかぐ彼女の姿をナハトは見なかった事にした。


吸血鬼らしい表情を思い付いたと言う主の妹に捕まり、ナハトは胸中で嘆息した。
適当にあしらおう物なら弾幕ごっこを要求されるのは目に見えている。
仕方ないにどんな表情かと問掛け、主の妹が得意気にやってみせたそれは

どこからどう見ても八重歯な口裂け女の様にしか見えなかった。

頭を抱えたくなるナハトを尻目に図書館の魔女からもそれらしいと好評だったと
誇らしげに(顔はそのまま)言った。
あのもやし魔女め、後でどついてやろう。


一日が終わり、憔悴しきったナハトの目にメイドと門番の姿がうつる。

壮絶な笑みを浮かべて、ナイフをばら蒔くメイドと悲鳴と共に針ネズミと化していく門番の
楽しそうな、参加は勘弁願いたいじゃれあい。
門柱にしがみついている息子に強くイ㌔と呟き、彼は笑顔で床と接吻を交した。



紅魔館は笑顔の絶えない明るい職場です


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