したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

持ち帰ったキャラで雑談 その二

432※名前欄が空白です。匿名で投稿されます:2008/11/25(火) 22:09:00

// この投稿は匿名によるものです--------------------------------

 続け様に放った一撃は、またもすんでのところでかわされた。
 いや、かわされたという表現は正確ではない。
 彼女の動作を視認してから回避するのは、人間はもとよりあらゆる生物に不可能だ。
 これは誇張表現ではなく、物理的にそう決定づけられている。
 故に標的はかわしたのではなく、その時点では無意味な方向に身体を動かしただけ。
 それは「野生の勘」などという非論理的な表現に頼らざるをえない、
まったくもって非常識な反射速度だった。
 時の流れが正される。
 もう「非人速」は使えない。
 意識と身体がまともに繋がる状態で、しかし体は連撃の後遺症で思うように動かなかった。
 二打も立て続けに空振りをかました報いが、これだ。
 一撃は覚悟した。
 あばら骨折だろうが内蔵破壊だろうが、甘んじて受け入れると。
 ただし、それであばらが折れようが内臓が破裂しようが、
その次の一打を先に見舞うのは必ず自分だ。
 そんな決意を一瞬で固め、来たる一撃を想定して歯を食いしばる。

 ――しかし。

「ひゃー、おねーさん危ないなー」
 一撃の代わりに来たのは、場の空気を瓦解させるそんな一言だった。

// この投稿は匿名によるものです--------------------------------


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板