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持ち帰ったキャラで雑談 その二
409
:
紅魔の盾
:2008/10/25(土) 22:46:24
「負けるわね」
紅の一言にゼーレはちらりと彼女を見、今更と言わんばかりに息をついた。
紅魔館。その門前で紅の髪をなびかせる女性と絞め縄を背負い、威圧感を放つ女性が睨みあう。
紅魔館が門番長、紅美鈴と守矢神社が神、八坂神奈子だ。
「中々気骨のある子だね」
自身の気迫に一歩も引く素振りを見せない美鈴に八坂の神が嬉しそうに笑う。
「けど」
場を支配する威圧感が増し、神の周りに幾つもの柱が浮かび上がる。
不安げな妖精達を背に、美鈴が無言で柱を見る。その瞳に迷いは、ない。
「これを前に引かないなんてほんとに大した子だよ。
だが、この柱を受けてなおそうしていられるか!」
その言葉と共に掲げられた腕が振り下ろされる。
門へと振り注ぐ柱。美鈴は動かない。
「勝負あり、ね」
大地が、大気が震え、砂煙が美鈴の周りをつつみ込む。
遠野く地響きに勝利を確信する八坂の神。だがその顔が煙が晴れるにつれ、驚きに染まる。
「な……!?」
柱は確かに美鈴へ向かって飛ばしていた。
その柱が
残らず彼女の手前に突き刺さっている
気を放ったままの構えを解く美鈴を見ながら、紅が当然という様に笑う。
「力の差は八坂神のが上だけど気迫じゃ美鈴の方が勝ってた」
それに、と背中を指差し、こう言うのだった。
「ここが紅魔館だからさ」
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