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持ち帰ったキャラで雑談 その二

399ABY10.アクシリアの戦い:2008/09/26(金) 19:27:03
――ESD『エグゼキューター』

「Goooooooooooooood!!」

ビューポート前に据えられた椅子に座りながら、アクシリアⅠ奪回の報告を受けた総司令官
はパルパティーン皇帝のような賛辞を送った。賛辞だけではない、最近の彼はまるで皇帝の
ように振舞い、そのように彼を扱う者も少なからぬ数となっていた。元老議員や帝国顧問達
は彼におべっかを使い、官僚や軍人達は重要な決済を彼に仰ぎ、市民達は帝国の英雄と
祭り上げている。心ある者達や反感を持つ者達はこれを批判するが、彼と彼の側近グルー
プの働きぶりは無視できないものである。彼がいずれ玉座に就くのは明白であった。

だが今はそれを論じる時ではない。陽道作戦の一手の成功を皆が喜んだ。更に喜ばしいこ
とに、反乱軍に潜入している諜報員が反乱同盟軍の司令部に動きがあったことを報告した。
まず間違いなく敵の艦隊は出撃してくるだろう。しかし、敵もこの作戦に乗るだけではなかっ
た。こちらが一番危惧していることへの布石をしたのである。裏切り者のモフに軍隊の通行
許可を打診したのだ。すなわち、有力な部隊が後背を突くことに他ならない。

「この戦い、我々が敵を敗北させるニュースが広まるが早いか、敵がインペリアル=センター
を陥落させるのが早いかで決まりますな…まさに決戦です、閣下」

老練なペレオンが重い口を開いた。既にピエットにも慢心の色は無い、堅実な歴戦の司令官
としての顔になっていた。再びピエットは敵が来襲してくるであろう方向の暗い宇宙空間を睨
んだ。

「来るなら来い、ここを貴様らの取るに足らない反逆の墓標としてやろう…!」

ソヴェリン・プロテクターのマイン=カイニューはどこかで似たような言葉を誰かから聞いたよ
うな気がした。そうだ、自分が――ここに居る全員がかつて忠誠を誓い、畏怖していた皇帝か
らだ。


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