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持ち帰ったキャラで雑談 その二

369ABY10.アクシラの戦い:2008/07/28(月) 17:53:32
――アクシラ方面軍・コマンドセンター

「将軍、ジェイオン卿より報告、リトル・ブリギア陥落です」
「そうか、ならばここで最後というわけだな」

彼女らがテントの中の急造の司令部から睨むのは行政センターが置かれていたビルである。
今は反乱軍の司令部となっているようだが。高さ600m.の高層タワーは美しい緑地公園とその
周りを囲む堀によって景観美を平時ではもたらしていたが、今では攻めにくい要害でしかない。
橋の上を通過しなければ内部には入れない為、数で勝る帝国軍はそれを活かしきれないでい
た。

「…爆撃で吹き飛ばすわけにはいかんものかな」
「この衛星の行政に関わるデータが失われてしまいますが…」

確かに空から、宇宙からの攻撃は効果覿面だろう。徹底的に押し潰してしまえば被害も無い。
実に合理的だ。しかし、勝ちの見えた戦いとなると、その後のことも考えなくてはならない。慌
てて副官が制した。

「やれやれ、文明が進むとややこしいものだな。付いて来い!」

瞑目しながら溜息を吐いたかと思うと、赤い光刃のライトセイバーを掲げて橋の一つへと彼女
は突っ込んで行った。慌てて多くの将兵がそれに従い、一つの突撃隊形を展開する。橋の上
で頑張っていた反乱軍もそれに応戦し、膠着していた戦線は激しい戦闘となった。敵の攻撃を
紙一重でかわしたり、反射しながら突き進む。夫からフォースの手解きを受けた彼女はその力
を使って、次々と屍とスクラップの山を築いていった。これに呼応して別の橋の前に陣取ってい
た各部隊が呼応し、各所とも敵を撃攘しつつ合流に成功した。

「はぁ、ふぅ…む、無茶なさらないで下さい;」
「うん?少し速過ぎたか?」
「少しどころではありません、将軍;」

見れば、後から合流した部隊は別にして、副官以下アッシュの直掩部隊は疲労の色が見える。
シスやジェダイはフォースの力で身体能力を上げ、驚異的な速度で走ることができる。彼女も
そうしたのだが、いくら訓練を積んだ軍人とはいえ、それに続くのは容易でないのである。


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