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持ち帰ったキャラで雑談 その二
365
:
桃
:2008/07/22(火) 13:40:19
手の中でやわやわと撫で回したそれをアサヒは愛しそうに見つめた。
ずっと、この時を待っていたと言っても過言ではない。
ずっと前から目をつけていた、と言っても過言ではない。
ふと視線を上げれば、金髪の吸血鬼少女と目が合う。
物欲しそうな視線に答えるようにアサヒはそれをゆっくりと口へ近付け―
「ああ…」
桃へかぶりついた娘の顔は至福の文字であった。
(そういえば、あの子は桃が大好きだったっけか)
熟れた桃の皮を剥き、切り分けたそれを皿に盛る。
その甘い香りに紅も思わず唾を飲み込む。
時期物である生の桃はそうそう食べれる物でもない。
あるとすれば缶詰のシロップ漬けになってしまう。
食べるなら今しかない。
とりあえず切り分けたそれを相変わらずアサヒの桃に視線釘付けなフランドールに差し出すと、彼女は何故か躊躇した。
「…………たい」
ちらちらと爪楊枝に刺さった桃に視線をやりながら、言う。
「わたしも、丸かじりしてみたい」
その一言に紅は目を丸くしたが、やがて笑いながら、冷蔵庫から桃を取りだし、彼女へと渡した。
(やっぱり、一度はやってみたくなるもんだよね)
渡された桃はやはり甘い香りがしていた。
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