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持ち帰ったキャラで雑談 その二
327
:
空飛ぶバケツと妖怪
:2008/06/02(月) 00:00:35
「ねぇ」
「何かしら?」
キセルに煙草を詰めながら答える八雲紫に紅はしばし間を置き―また問いかけた。
「あそこの張り紙、あれ読んだかしら?」
引きつっ笑みを浮かべた柱に張りつけられた紙を指差す。
「んー、どれどれ」
煙草に火をつけ、指差されている張り紙に視線を向けるとあらっと声を上げる。
「またずいぶんと下手くそな字ね。これは貴方が?」
「妹がのたくりつつ書いてました」
「あらそうなの」
紫はそう言うと、煙をふかす。
雑味が少なく、それでいて芳しくまろやかな煙が舌へと広がる。
その味に感慨深く頷く。
「上物ね」
彼女の言葉に、紅はどす黒い笑みを張り付けたまま張り紙を見る。この場所で喫煙禁止!と書かれた紙から、再び煙草を入れ換える彼女を見る。
「ねぇ紫…」
手に水の入ったバケツを持ち上げながら、
「アタシの目がおかしくなきゃここ禁煙よね?」
「そうみたいね…」
ぷかり、と煙を吐きながら、小首を傾げて―ポンと手をうつ。
「だけど、煙草禁止してるわけじゃないんだから」
「うん」
「余裕でセーフね」
「ソウデスカ」
紅は深く声を落とし、バケツの底に手を添える。
「んな屁理屈通用するかあぁぁぁぁっ!!」
バケツと水と一緒に空を舞いながら、紫はぷかりと煙を吐き―
「やっぱりこのくらい刺激があったほうがいいわね」
そんな言葉を一緒に吐き出すのだった。
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