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持ち帰ったキャラで雑談 その二

322ABY10.アクシラの戦い:2008/05/29(木) 08:21:17
「ふむ…これは早期決戦で行くしかないように思われるが」
「なんだと?」

ダーラの案に心中賛成していた、ピエットとペレオンが思わず驚きの声を漏らす。居並ぶ提
督達も、彼女の案に賛成した者は一斉にニーダに疑問の視線を投げかけた。しかし、ニーダ
はそのまま補足説明を行った。

「お二人とも、今ディープ・コア、コア・ワールド、エキスパンション・リージョン、コロニー界は
ガラ空きなのですよ?2週間前の反逆を忘れておりますまい?」

全員がはっ、とした。数週間前に、それらの宙界に隣接するアウター・リムのとある星系の
モフが副官に暗殺され、彼が新たな総督として、反乱同盟軍と手を組んだ事を思い出した
のである。それらを足掛かりにすれば―――

「更に、何も明確に反旗を翻した人間ばかりが野心を抱いているとは限りませんからね?」

これは、スローン大提督と十条大提督の事を暗に指している。二人とも外宇宙の未知領域
からそれぞれパルパティーン皇帝とダース=ヴェイダーによって抜擢された者である。この
二人は過酷な帝国の辺境の辺境、最外殻部の任務にあてられている。しかも、スローンは
自分の帝国を創設したり、母国のチス帝国との繋がりを絶っていないし、十条は反乱同盟軍
との繋がりがあるとされている。どちらか一人でも行動を起こせば、帝国は最大の窮地に立
たされるであろう。全員が蒼褪めた。彼らをよそに、彼は自分の意見を締めくくった。

「以上が、私の意見だ」

そう言って、彼は自分の席に着いた。重い沈黙が場を支配していた。帝国の崩壊の危機も
さることながら、本音を言うと、誰もダーラ提督の為に、自分の兵力を消耗させたくないのだ。
スター・デストロイヤーの一隻も破壊されれば、大損害である。しかし、そんな事がピエットに
でも知られれば即左遷、機嫌が悪ければ、処刑も有り得る。誰もがこの危険な状況を自分
にとって最小限の被害で乗り切れるかを考えていた。


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