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持ち帰ったキャラで雑談 その二
280
:
抱擁
:2008/04/19(土) 18:20:35
あなたには、わからないでしょう。
何故、私は自覚してしまったのでしょうか。
意識がそちらに向くだけで、絶望的な衝動が心の深淵からせりあがってくる。
吐き出すことが出来るというなら、胃液で喉が焼けつくまで嘔吐するのに。
どれだけ思い患ったところで、それは量を増して深淵に沈んでくるだけ。
重すぎて、浮かび上がる事もなく、心の底に泥土のように積もっていく。
それは昏く、絶望と呼ぶにはあまりに虚ろで、明確な形を持たない。
虚ろであるからこそ、形を持たないからこそ、私自身ではどうすることも出来ない。
足掻くことすら許されず、蹂躙されていくのです。
何故、私は自覚してしまったのでしょうか。
ただ平穏であれば良かったのに。
幸せになりたい、なんて贅沢は言いません。
少し怒って、少し悲しんで、それよりほんの少しだけ多く笑えれば、
それ以上なんて決して望みはしなかったのに。
――いいえ、平穏さえも望みません。
何もなければ良かった。
苦しむことで生まれる苦しみを抱くくらいなら。
決して報われることのない想いを背負うくらいなら。
自覚していることを、私は自覚したくなかった――
あなたには、わからないでしょう。
私の心を犯しつくした、世界で最も憎むべき、愛しい人。
……………………
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